見出し画像

STOP!部活動等関係者による児童生徒等の受動喫煙!近所もたまりません!

児童生徒を受動喫煙から守る取組を一層進めるべきではないかと考える。

特に、中学校や高等学校などの部活動や小学校の少年団活動の関係者、また施設利用者の方による、児童生徒の受動喫煙を防止するべきであるということについて考えを述べる。

私の住む地域の高校では、野球部の試合の度に、生徒の保護者やOBと思われる人たちが学校のフェンスの前にたむろして喫煙をしている。
学校の敷地外ではあるものの、高校生の選手やマネージャーがいるベンチとは数mしか離れていない。
間違いなく、生徒たちは副流煙を吸わされているだろう。

また、周辺は住宅地である。
日本禁煙学会の作田学氏によれば、「無風という理想状態下で、1 人の喫煙者によるタバコ煙の到達距離は直径 14mの円周内」であるという。(「喫煙所に対する日本禁煙学会の考え方」,http://www.jstc.or.jp/uploads/uploads/files/essay/20181222.pdf)
近隣住民の方も恐らく不愉快な思いをされているに違いない。

同様の光景は、小学校の校門の前などでもしばしば目にする。
少年団活動の関係者や施設利用で学校に訪れた方々が大勢集まって談笑しながら喫煙をしている。

こうした状態は、恐らく日本中のかなり多くの学校周辺で見られるのではないだろうか。

健康増進法(一部改正)で禁煙とされているのは、学校敷地内なので、確かにフェンスの外、門の外で喫煙するのであれば、法律を犯したことにはならない。
しかし、上述のように、副流煙によって生徒や近隣住民が被害を受けていることは、間違いないだろう。

だが、ネット検索をしても、国はその対策に乗り出してはおらず、一部自治体が喫煙マナーを呼び掛けている程度である(それはそうだろう。国にとっては貴重な税収であるのだから)。

私もかつては喫煙者だった。
だから、喫煙の欲求は分かる。
しかし、「時代が違う」のだ。
少なくとも学校周辺は、「喫煙に適切な場所」ではないだろう。
それでも吸いたいなら、自分たちで費用を出して「喫煙室」を造るしかないが、非現実的である。
学校周辺での喫煙をやめていただくしかない。

各学校の校長も「校地内禁煙」の札を出しただけで仕事をしたと考えずに、行政を動かして自分の学校の児童生徒や地域の住民を守るべきである。
そしてもちろん、各自治体の教育委員会も、本気になって対策を講じる時が来ていると考えるべきである。

みなさんは、どうお考えだろうか。