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2019年11月11日に何かが起こる?

近畿でライフプランデザイナーをしております、石野です。

11月11日って何の日かご存知ですか?
この日、日本は31個の記念日があるようです。
その中ではポッキープリッツの日が有名ですかね?

世界に目を向けてみますとこの日は中国の「独身の日」です。シングルを意味する1が4つも並ぶからだそうです。

この独身の日、中国では大規模なセールイベントが開催され、とても大きな資金が動きます。

日本人にとって近くて遠い国、中国。
2019年の独身の日を境に、中国がフィンテック(Finance+Technology)の爆心地になる可能性が出てきました。

中国の位置づけをおさらい

①国の規模
GDP(国内総生産):世界2位、世界の15%を占める
人口:世界1位(13億人)、世界の17%を占める
経済成長率:6.0%(19年7~9月、前年同期比)、日本は0.3%

数の力で世界経済に影響力が強いです。

②フィンテック分野
通貨「人民元」の信用性の問題から、キャッシュレス化は日本よりも進んでいます。

爆買いでニュースになりましたが、中国観光客の訪日の増加により日本でも中国のキャッシュレス決済のインフラが整備されています。

お店でこんなマーク見たことありませんか?

ユニオンペイ

ユニオンペイ

ウィーチャットペイ

ウィーチャットペイ

アリペイ

アリペイ2

日本で言うとPayPayやLINEpayみたいなものですが、ユーザーの規模が桁違いです!

一方で中国政府はキャッシュレスの最先端、ビットコインなどの仮想通貨(暗号通貨)の取引を禁止しています。

これも上記と同じ理由で、中国のお金持ちは通貨不安で資産を他のものに替えておこうとします。これにより、ビットコイン価格の急騰が起きたと言われています。

さて、前置きが長くなりましたが、これからの中国フィンテックの展望です。

中国政府は、暗号通貨の取引は規制しながら、デジタル人民元の開発は進めていたとのこと。11月11日の「独身の日」にリリースされるのでは?という報道もあります。

デジタル人民元?
ふーん、人民元のお札や硬貨がなくなるのか、街の支払いが便利になるかも?信頼の高い日本円がデジタル化してもその程度かもしれません。

いやいや、、、

中国元のデジタル通貨のインパクトはそんなものではありません。

人民元の信頼、価値が回復すれば暗号資産等、外国に逃げていた資産が中国国内に戻ることは安易に予想されます。その戻ってきた資金で国内の経済が回り始めれば、、、。
国の規模が大きいので想像できないような地殻変動が起こる可能性もあります。
例えば、、世界の基軸通貨がアメリカドルから中国元になり、経済は中国主導という日が来る可能性もゼロではありません。

それを危惧しているのは、Facebook社CEOのマークザッカーバーグ氏です。
デジタル通貨「Libra」の発行を急いでいるのもその危惧からかもしれません。

LibraはG20でストップがかかっていますから、今は中国に追い風が吹いています。

未来の歴史年表には「世界基軸通貨戦争」と書かれるかもしれないくらいのインパクトです。

もう少し中国と仲良くしておいた方がいいかもしれませんね。

11月11日に何かしらのアクションはある可能性が高いので、注目しましょう!

P.S. ここまで読んでいただいた方に・・・実はデジタル人民元の他に暗号資産も中国市場に帰ってくるとか来ないとか???

国民のマネーリテラシー向上に向けた記事を書いていますので、サポートは辞退させていただきます。そのお気持ちで記事のシェアをしていただけるとありがたいです。