いまのエンタメ評論に思うこととこのブログの方向性
ここ何年か、映画でも音楽でも演劇でもスポーツでも、いわゆる評論と呼ばれる文章で興味をひくものに出合ったことがあるでしょうか?
もし出合えたならばそれは読者にとって確実に有益なことです。その評論に賛同するか拒絶するかは関係なく、その評論によって視野がひろがり、感性が磨かれ、その対象に対して自身の考え方を自覚できたのなら、評論はあるべき役割をまっとうしたといえるでしょう。いい評論とは、その評者が自身の考えを述べるのが主目的とはならず、評者の考えをとおして読者の感性や知覚を刺激する