今日は今熟読中の本から、この不安定な世の中で生き抜くために欠かせない要素だな。と、やたら共感した一文を引用してご紹介します。

その要素とは挑発に動じない平静さ、注意深く聞く力、質問の意味を問う勇気、そして何よりも競争心だ。
（WHO YOU ARE ) 

「WHO YOU ARE」は多様な文化のあり方について深く考えさせられる一冊。

上の一文は、とある会社で必要な人材を見極めるための要素なのだが、具体的な面接の質問内容と受かった男のやりとりが今の私にとって興味深かった。


その面接のやりとりはというと↓


面接官「今ここでお前の顔に一発食らわしたらどうする？」

採用された男「俺の知性を試してるのか、勇気を試してるのか？」

面接官「両方だ」

採用された男「俺を一発で気絶させないとえらいことになるぞ」

そして、この男は即「採用だ」と言われる。


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日本の企業でこんな質問を（特に女性に対して）投げかけてくる面接官なんて、ほぼないとは思う。が、このやりとりをみていると確かに、たった一つの突拍子もない質問に対して、冷静に注意深く質問の意味を捉え、勇気を持ってその意味を問い、その内容に対して自分だったらどうするかを強い競争心を表しながら応えているなと思った。

この要素は自分がこれから組織のリーダー格になるおいても、組織の中の一員として必要な人材と見做されるにしても厳しい世の中を生き抜くにはとても大事な要素だと思う。

改めて、今、空手の練習は「技術」を磨くことよりも技術を身に付けつつも、それよりも一つ一つの技の意味や物事に向き合う姿勢やなりたい自分に近づくための「心のあり方」をもっと鍛えていきたいなと強く思った。