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2022年摂取して良かったものリスト

あくまでも「今年摂取したもの」であって「今年発売関係」ではないので、古いものもあるのでご注意。
それとランクはつけたくないので、全部オススメ!ということで!


アニメ

今年は久しぶりにアニメを観たら運良く当たり年だったような気がする。載せてないけど「リコリコ」とか、まだやってる「水星の魔女」とか、「チェンソーマン」もめちゃ良かった!高クオリティがバンバンでててたね。そんな中でもずっと心に残ってる2作をおすすめ。


【サイバーパンク エッジランナーズ】

名作ゲーム「ウィッチャー」のCDProjectと「グレンラガン」のTRIGGERがタッグを組んで同じくCDPのゲーム「cyberpunk2077」をベースにしたアニメ。

原作ゲームの「cyberpun2077」が発売当初色々あったり、所謂ブレードランナー+GTAのような世界観にTRIGGERが合うのか?という疑問もあったので、そこまで期待してなかった今作。

とりあえず観るかと、一話を視聴したんだ…なのに気がついたら全話観ていた…何を言ってるか(略)

とんでもなかった。化け物のようなアニメだった。

ナイトシティという、簡単に人は死ぬし格差がとんでもないし、みんな体を機械化したりネット犯罪したりと悪夢のような街に、それでも優しい母と暮らしていた主人公のデイヴィットは、ある事件に巻き込まれたことで人生が変わっていく…

ていうゲーム的な世界観なんだけど、どのキャラも本当にしっかりと生きている。

だからこそこの悲劇に近い物語がクリティカルに突き刺ささって、それを演出と作画の悪魔であるTRIGGERがさらに攻撃力を上乗せて殴りつけてくる。

そんなアニメ。
9月に観終わってまだロスから抜けてない。だから二週目が辛くて見れない。

全人類が観るべきアニメ(結構グロいのでそこだけ注意)。
あとこのアニメを観たから、今年作った舞台のラストが決まったようなもの。

この予告が好きすぎて100回くらい観てる↓


【ぼっち・ざ・ろっく!】

かわいい女の子がわきゃわきゃする漫画が載っている雑誌「きらら」の漫画が原作のアニメ。

主人公の後藤ひとりはコミュ障でぼっち。だから友達は全くおらず。けど承認欲求の化け物だから、ひょんなことで父から貰ったギターを毎日6時間練習して「ギターヒーロー」としてネットで有名に。
けどリアルなバンドを組んでみたい夢はずっと持っていたひとりは、下北沢で運命的な出会いをして…

という内容。
自分ももともと下北バンドマンであったということもあって、「バンドあるある」が突き刺さる。

このアニメの面白さは「作画がすごい!」とか「大どんでん返しのストーリー!」とかではなくて、とにかく丁寧なんだよね。

丁寧にキャラを描き、丁寧にストーリーをすすめ、丁寧に演出して…

そういう職人芸のような丁寧さの積み重ねがラストの1フレームまで完璧に成されてた

もちろん、ずっとひとりだった「ぼっち(主人公のあだ名)」が、自分の努力と能力でバンドという家族を得て、どんどんと夢を見て、それを叶えていく姿というのも見どころ。泣ける。というか毎話泣ける。8話を観てくれ!!

そう、8話を観てくれ!!!

頼む!!!

8話を………!!!


小説

今年読んだ小説は35冊。ゲームクリエイターの小島秀夫監督は年間200冊以上読むそう。それくらい読む力をつけたい。
読んだ数は少なかったけど、当たりは非常に多かった!


【三体】

小説界の化け物。
もともとここ数年、「SFは中国がやばい」と言われていたわけだけど、それのトップランナーと言えば100人中100人が答えるのは間違いなくこの本。

まぁとにかく話が難しい!ネタバレをしたくないからほとんど内容は言えないけど、「異星人」「三体問題」「社会学」このあたりがとんでもない物量で混ぜられてぶつけられてくる。

そういう「難しい系ハードSF」なら早川書房を除けばまさに星の数ほどあるわけだけど、この三体は何が違ったか。

ザッツエンタメをしてくれた。

というわけ。意外とハードSFってエンタメ性よりも「SFさ」を重視されてるのが多くて、万人を遠ざけてしまってるきらいがあったわけだけど、三体は違う。

アツい!とにかくアツい!!!

読みながら「うおー!!!!」と叫んでしまうようなSF小説。だからこそ本国中国では実写ドラマとアニメ化、さらにネトフリも別でドラマ制作中とエンタメ化しやすいのだろうね。

ただ、それでも難しい!!
個人的な感想だけど、第一巻はクライマックスまでめちゃ辛かった。けど、そのクライマックスから、第二部上巻の「面壁者」という概念が出てきたあたりからもう止まらない。まじで徹夜で読んだ。

全人類、一度は絶対に読んだほうがいい超超名作でした。


【剣客商売】

時代小説って結構好きだけど、司馬遼太郎ばっか読んでたので池波正太郎も読んで見るか、どうせなら有名なやつ。と、手を出した今作。

とんでもなく面白かった。

時は江戸時代。主人公は老剣士の秋山小兵衛。この小兵衛が、60代で20代のよく出来た奥さんがいて、それでいて剣の達人、殿様からも一目置かれているという、なんというラノベ設定。

その小兵衛が息子の大次郎とともに、様々な謎や事件を老獪な知恵や、その剣さばきで解決していく短編が集まった作品。

基本は小兵衛が「つえー!」という内容なんだけど、たまに息子のことや事件の内容で悩んだり弱音を吐いたりするところが非常に良い。キャラを愛してしまう。

書かれたのは50年近く前なのに、今読んでも全く古さを感じない名作。


映画


今年は本当に全然観れなかった。
映画以外に興味が出たってのもあったけど、もっとみないとなぁ。ちょっと観る体力が落ちてしまってるな。


【RRR】

とにかくRRRを観るんだ!これは神話だ!!!!


うおー!!!!!

兄貴!!!!!!

うおーー!!!!!!


という映画。
元はイギリス統治時代のインドでの実話が元らしいけど、それを「バーフバリ」のS.S.ラージャマウリ監督が調理すると具材がダンスを踊って火に飛び込むくせに暴れ続けるような料理ができあがる。

あぁ、もう一度観たい……

ただ3時間近いので、観る前に餅を食べた方がいい


【NOPE】

これもとんでもない映画だった。
なにがとんでもないかを伝えたいけど、全部ネタバレになりそうで言うのが難しい。

気になってる人は予告も観ないほうがいい!結構ネタバレしてる予告が多い!!

ジョーダン・ピール監督といえば「ゲット・アウト」の人だけど、あれから更に「新しい映画の作り方」をしているなと感じた。

これまでの「ハリウッド式」というのを踏襲しながらも良い意味で無視してる。
だから感想を言うのが難しい映画。人によってはツマラナイと思えてしまうくらいのバランスを攻めている

ただね~、これは是非IMAXのフルサイズで観てほしかったなぁ。映画館で○○が空を○○する時に観客皆が見上げる経験なんてなかなか無いもんなぁ。

本当にこんな感じでみんな観てた

とにかく楽しかった!
Blu-rayでもみて楽しいか知りたいね。観てみよう。


漫画

漫画もあんまり読めなかったなぁ。というのも今年は前半が巣ごもり状態だったので活動自体が鈍化していたのが大きな要因かな。その中でも気になって読んでよかったものをいくつか。


【ルリドラゴン】

実はドラゴンの娘だったから、急に角が生えて火も吐けるようになってしまった女子高生が、「あんまり目立たず普通の学生生活を送りたい」と奮闘する漫画。

これを読んでて、時代は変わったなと良い意味で受け取れた。昔ならこういう突然変異してしまう系って、迫害とか、バトル路線とか、そいうのがテンプレだったけど、この漫画では違う。

周りの同級生も結構すんなり受け入れるし、かといって怖がる人は怖がる。そことの軋轢なんかもちゃんと書きながらも、周りがサポートして、かつ主人公もちゃんと悩んで努力する。

すごく地に足がついてるんだよね。本当に存在してたらこういうふうになるのかもなって実感させてくれる。

そこがいい。

ただ、作者さんが体調不良らしく連載はストップ中。
けど無理はしないでほしいね。ゆっくりでいいので書きたいものを書いて欲しい。


【鍋に弾丸を受けながら】

漫画原作者、青木潤太朗先生が(主に)危険地帯を旅した時に出会ったその地のグルメを紹介する漫画なんだけど、

青木先生は二次元の過剰摂取で自分も周りも全員が美少女に見えてしまうので、登場するマフィアとかギャングとかやばい人とかも全員美少女なのでとっても読んでいてかわいいです(なにをいってるか)

青木先生、おそらく同年代だと思うけど、行動力と探究心がすごい。基本的には「釣り好きだから世界各国で釣りをするために危険地帯に行く」、そこで様々なグルメと出会っているようだけど、その前提ですでに真似できない体験を普通にしてる。そりゃ体験を漫画にできるよなって。

あと作画は別で森山慎先生。この人はずっとアイマスの同人書いてる人で知ってたけど、とにかく画力が凄まじい。
でてくる料理が本当に美味しそうだし、脳の異常で美少女に見えるギャングがとにかくかわいい。

クレイジージャーニーの漫画版みたいな内容でおすすめ。


まとめ

他にもおすすめはいっぱいあるけど、ひとまず。
しかし今年は全然吸収できなかった。けどまぁそういう年も大事かもね。

来年はもっと摂取したいし、これまで食さなかったジャンルもバンバン取り込みたいね。

ということで良いお年を!

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