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英雄になってみませんか?

英雄とは常人にできないことをやってのける勇者であり、それゆえ孤高の存在である。

思わず箸が止まってしまうお皿に残る最後の一個、『遠慮の塊』。
誰しも一度は経験していることでしょう。

  • 南部の1つ残し

  • 秋田の1つ残し

  • 関東の1つ残し

  • 新潟の1つ残し

  • 越後の1つ残し

  • 信州人のひとくち残し

  • 佐賀んもんのいっちょ残し

  • 肥後のいっちょ残し

  • 津軽衆

などと地方によって言い方が様々ですが、状況は変わりません。
モーレツに自己中な人でもいない限りは水面下で「早く誰か食べろよ」という無言の牽制がスタートしてしまいます。

良く言えば譲り合い、悪く言えば見栄の張りあいである『遠慮の塊』。
居酒屋さんからすれば「お皿が下げられないからさっさと食べて」とストレスの原因にもなっていることでしょう。

そして何より、時間が経てば経つほど味が落ちてしまう。

日本唐揚協会として「最後の一個」は、大変ナイーブな問題として認識しております。関東では「関東一個残し」、そのほかにも「遠慮の塊」など、日本人の相手を思いやる遠慮深さを物語る現象です。 そこで、食べられる唐揚げの気持ちになって考えてみてください。ここが思いやるポイントです。唐揚げ大好きなあなたに、できるだけ最高のコンディション、美味しい状態であなたの口に入りたいと思っているとは思いませんか?料理人も同様に思っているはずです。ここは、遠慮深さをグッとこらえて思い切ってすばやく自分の皿へ移してみてはいかがでしょうか?TPOなどを考え、どうしても無理という場合はあるかもしれませんが、なんとかあなたの唐揚愛を貫いてみてください。

https://karaage.ne.jp/whats/2011/01/karaage-teigi.html

皆さんご存じの「日本唐揚協会」も警鐘を鳴らしております。
残された一個が泣いているぞ、と。

誰しも”がめついやつ””食い意地のはってるやつ”と思われたくありません。
だから最後の一個に手を出せない。
よーーーくわかります。

しかし、他者のためにあえて汚名を被ることも辞さない、最後の一個を食べることができる勇気ある者のことを青森県では、

【津軽の英雄】

と呼ぶそうです。

あなたも英雄になってみませんか?

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