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映画『聖闘士星矢 The Beginning』を観に行って泣きそうになった話 【ネタバレなし】

謎の体調不良も診察の結果、主に精神的なものだとわかったので気晴らしに外出することにしました。

タイミング良く、本日水曜日はいつも行っている映画館のサービスデーじゃありませんか。
祝日なので割引されないかと思いきや、そんなことはなくばっちり大人1200円で観れるとのこと。
もう映画に行くっきゃないですね。

直近で観る予定の映画は、『聖闘士星矢 The Beginning』『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』の3本。
観たい順だと『ガーディアンズ』『マリオ』・・・『聖闘士星矢』ですが、上映が早々に終わってしまう確率が高いのはダントツで『聖闘士星矢』。
来週の水曜日にやっている保証はありません。

ならば迷うことはないでしょう。
CMでは大ヒット上映中といっていた『聖闘士星矢 The Beginning』を観にレッツラゴー。

映画館へ向かう途中、これまで観た数々の駄作映画を思い出します。
「実写版デビルマン」「ドラゴンボールエボリューション」「実写版進撃の巨人」「実写版BLEACH」「スターウォーズ最後のジェダイ」……。

よし。
期待値を極限まで下げるイメージトレーニングは完璧。
もうどれだけ酷いものを見せられようが大丈夫。
そうこうしているうちに映画館に到着です。

チケットを購入しようと入口に向かうと、そこには驚きの光景が……。

映画館がめっちゃ混んでる。
エントランスは溢れんばかり。
売店には大行列。
ポップコーンとジュースをかかえて笑顔の子供たち。
家族連れ、カップル、その他もろもろみんな和気あいあいです。

そう言えば映画館て昔はこうだったよなと、子供の頃の記憶が呼び起されます。懐かしい……。
久しく見なかった光景に、何とも言えないノスタルジックな感覚に包まれ、思わず泣きそうになってしまいました。


以上、タイトル回収終わり。
この後は余談になります。

ノスタルジックな感覚に包まれながら、『マリオ』と『コナン』目当てであろう人混みをかき分けて『聖闘士星矢』のスクリーンへ入ると、そこには想像通りの光景が……。

ひー、ふー、みー、よー、と片手で数えられるお客さんしか座っていません。
予告編が流れている間に数人増えたので最終的には7・8人ぐらい。

肝心の映画の感想ですが、シンプルにつまらなかったです。
B級洋画に聖闘士星矢風味を足したような感じでしょうか。
CGもショボかったし。

映画館であくびを連発し、早く終わらないかなーと思ったのも何年ぶりか思い出せません。
上映時間は112分と昨今の洋画にしては短い部類なのですが、体感は180分ぐらいでしたね。

聖闘士星矢ファン歴ウン十年の私としてあまりの酷さにブチギレて途中退室もあり得ると予想し期待値を極限まで下げていたからか、原作とは別ものと予告PVの時点で重々承知していたからか、特に冷ややかな目で最後まで見ることができました。

発表直後から非難ごうごうだった聖闘士星矢のメインである”聖衣(クロス)”。
映画版はやっぱりクソダサかったです。
どうしても金属ではなく皮製品に見えちゃうんですよね。
せめて”聖衣”がかっこよければ少しは評価も変わっていたと思います。

もしも、観に行こうかと迷っているならYouTubeで配信されている予告PVをまずは見てください。
予告PVにすべてが詰まっているので。

もしかしたら私の中のワースト映画になるかもしれないと思っていましたが、そこまでではなくなんとも中途半端な作品でした。

観終わった直後の個人的な評価は、
”私の好きな聖闘士星矢ではないし面白くないと思うが、「ドラゴンボールエボリューション」と違い原作に対するリスペクトを感じる場面もあったりして一概に駄作とは切り捨てられない微妙な映画。”
といったところですね。

めちゃくちゃ酷評されて悪い意味で評判になるわけでもなし、興行収入から見ても続編は厳しそうなので、将来的には人々の記憶に残らない知る人ぞ知る映画となりそうな気がします。



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