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マリオの快進撃を素直に喜べない天邪鬼な私

CGアニメ映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の快進撃が止まりません。

日本国内の興行収入が5月28日の時点で100億円を突破!
さらに6月1日時点で「アナと雪の女王」を抜き、アニメ映画の世界興行収入歴代2位となりました!

日本人として、日本のゲームを原作とした映画が大ヒットして嬉しい限り!

……なんですが、ちょっと引っ掛かるものがあるんですよね。

素直に喜べないというかモヤモヤするというか。

『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』は任天堂とIllumination(イルミネーション)の共同制作。

Illuminationはアメリカのアニメ会社です。

そう、任天堂が関わっているとはいえ、まごうことなき海外作品なんです。

日本がアニメ後進国ならわかります。
ろくな制作会社がなく、しっかりとした作品が作れないのであれば他国に夢を託すこともあるでしょう。

しかし、我らが日本は世界中のアニメファンから憧れを一身に集めるアニメ大国です。
傑作、名作を世に送り出している、アニメ制作会社はいくつも存在しています。

でも、任天堂とタッグを組んだのはIllumination。
国内の会社ではありません。

最初は日本の制作会社に持ち込んだけど断られたのか、最初からIlluminationに持ち込んだのかはわかりませんが、どちらにせよ他国の映画として大成功をおさめています。

もしも日本で作られていたら、大手広告代理店による予算の中抜き、監督やキャストのゴリ押しなどで駄作が出来ていた確率が非常に高いので、英断だったと言えるのも悲しいところですが。

『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の快進撃。
個人的には”喜び半分、悔しさ半分”です。
めちゃくちゃ面白かったから余計にそう思います。

いつか日本制作のアニメが世界興行収入の上位に食い込む日が来ることを願います。

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