見出し画像

#202 収入と幸福度の意外な関係性【一笑門 マガジン】

どうも!海先輩です!

このマガジンでは、毎朝配信しているPodcastプログラム「海先輩の一笑門RADIO」の内容を発信しております。

毎朝いろんなテーマでちょこっとためになる小話をお届けしているので、ぜひフォローをお願い致します!

****************************************

今年から新NISAも始まり、お金の意識・知識を高めたいという人も増えているようです。

資本主義社会で生きている以上お金との付き合いは避けては通れないですが、お金があれば幸せになれるのかというと、必ずしもそうとは言えません。

と言いつつも、今年の初詣でしっかり「お金持ちになれますように」と願い事をしてきましたけどね。

おはようございます。海先輩です。

今日は、収入と幸福度の意外な関係性についてのお話です。

僕は今「お金か人生か」という本を読んでいるのですが、非常に興味深い調査について書かれていたので、その内容をシェアしたいと思います。

人は誰しも「もっと幸せに生きたい」と思いながら、日々過ごしています。

そして幸せになるために、「まずはもっとお金を稼がねば」と毎日必死に仕事を頑張っていますよね。

実は、"お金で買える幸せ"というのはある一定のラインに到達すると、それ以上は満足感を得ることはできないことが分かっています。

本書の著者であるヴィッキー・ロビンさんとジョー・ドミンゲスさんが主催したセミナーで、以下の内容のアンケートを実施したそうです。

それは、自分の幸福度を1(悲惨な状態)〜5(幸せに満ちている状態)の5段階で採点してもらい、そのスコアと収入の関係性を調べるものでした。

収入のカテゴリーは月収ベースで、0〜1500ドル、1501〜3000ドル、3001〜4500ドル、4501〜6000ドル、6001ドル以上の全部で5つ。

アメリカ、カナダ出身の1000名以上を対象に調査を行ったところ、驚きの結果を目の当たりにすることになります。

なんと各月収レンジ内の平均スコアは2.6〜2.8の間となり、月収が1500ドル以下だろうが、6001ドル以上だろうが、スコアへの影響は全くなかったんです。

大半の人は自分は幸せだと思っていないということと、いくら稼いでいようとも、幸福度には関係がないことがこの調査によって明らかとなりました。

同じ調査の中で、「幸せになるためには、いくら必要ですか?」という質問も行ったところ、どの月収レンジにいる人も「今より50%〜100%多く必要だ」と答えたそう。

お金で幸せになろうとするのは、永遠に届かないものを求める行為なのかもしれないと感じます。

幸せになるためのマインドとして、お金は目的ではなく手段だという意識が大事です。

お金そのものは紙とインク、銅や亜鉛でしかなく、お金の本当の価値というのは、そのお金を使った瞬間に初めて発揮されます。

そのお金を使ったものこそが目的であって、お金を手にすること自体は手段でしかないんですよね。

となると、自分は今いくら持っていて、毎月どれだけ使えれば幸せで、そのためにはどれくらい稼ぐ必要があるのかを考えて、それだけ稼ぐにはどのような行動が必要かを決めることが重要です。

初詣でなんとなく「お金持ちになれますように・・・」なんて言っているだけでは、幸せに近づくことはできません。

本書はお金の本というよりは、人生に関する本で、幸せに生きるためのマインドをアップデートしてくれるだけでなく、具体的なステップまで教えてくれます。

新しい年が始まり自分自身と向き合う時間を取る方も多いと思うので、ぜひ本書も参考にしてみてください。


この記事が参加している募集

お金について考える

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?