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#124 妬みは自分と同レベルの人にしか抱かない【一笑門 マガジン】

どうも!海先輩です!

このマガジンでは、毎朝配信しているPodcastプログラム「海先輩の一笑門RADIO」の内容を発信しております。

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誰かを妬んだことはありますか?

僕はそんなにしょっちゅうではないですが、ときどき妬みの感情を覚えることはあります。

妬みの感情って決していいものとは言われないですが、人間はこの感情をずっと持ち続けています。

本当に必要がなければ、進化の過程で淘汰されてもいいのですが、なぜ人は妬みの感情を捨てきれないのでしょうか。

おはようございます。海先輩です。

今日は妬みは自分と同レベルの人にしか抱かないというお話です。

妬みというのは、自分に脅威をもたらして、劣等感を覚えさせるような相手に対して感じるものです。

そして、他人が持っている何かに対して、自分も同じものを欲しいと感じる感情を表します。

他人の成功やまたは能力などに対して、自分も同じものを持ちたいと感じることが多いです。

言い換えると、他者の存在を気にして、自分の存在価値を確認し、維持したいと言う欲求とも言えます。

この人の能力は、人間が安全に生き抜くためには必要な能力なんですね。

例えば戦国時代の武将は、自分よりも資源を豊かに持っている敵の武将がさらに勢力を伸ばそうと自分の領地や資源を奪いにかかってくる可能性がありました。

自分に脅威をもたらす相手は一戦を交えてできる限り早めに排除したいと考えます。

妬みはこういった場面で、有能な相手から自分の資源を守るセンサーの役割を担っているとも言えます。

人が妬みを抱えたとき、脳内ではどのようなことが起きているかを調べた研究があります。

平均年齢22歳のおよそ20名の男女を集め、とあるストーリーを主人公を自分に置き換えて読むように伝えました。

このストーリーの主人公は、学業成績、部活、就活の状況は平均的な人物だという設定です。

この実験で分かったのは、自分との関連性が低く平均的な能力の登場人物よりも、自分との関連性が高く、かつ優れた能力や所有物がある登場人物に対して、妬みの感情を抱きやすいということでした。

具体的には、

・同性で、進路や就職先、ライフスタイルや趣味が共通している
・成績優秀で、部活でも活躍している

という人に対して、妬みを抱きやすいということです。

職場などでも、同期が先に成果を出して褒められていたり、出世したりすると、妬みの感情を覚えたりすることがあると思います。

この妬みの感情はプラスの方向に活かすことができるんです。

妬みの感情を持つ人ほど、「あの人に負けないように、少しでも追いつけるように」と、自分のパフォーマンスを高める素質があります。

誰かを妬んだときの行動パターンはいくつかありますが、最もプラスに働くのが「妬んでいる相手からアドバイスをもらう」ということです。

妬み妬まれの間柄だと、あまりいい関係性にはなれそうもないですよね。

しかし妬んでいる相手に近寄って、真摯に教えて欲しいという姿勢で学ぶことは、自分の能力を高めるのはもちろん、その相手との人間関係もより良いものになります。

しかも、優れた相手が味方になってくれるわけですから、メリットだらけなんです。

まさに"良きライバル"という関係を築いていくことで、妬みも強力な資本になるというわけです。

学校や会社で集団行動をしていると、どうしても妬みの感情が出てくることはあります。

その感情をネガティブなままで消化するのではなく、プラスの方向に活かせるようになると、人生さらにハッピーになりそうです!

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そして!最近僕の記事を読んでくださる方から嬉しいお言葉を頂けるようになったので、チップのシステムを取り入れました!

記事は以上ですが最後に僕からのメッセージを入れておりますので、お気持ち頂けると励みになります、、、!!!!

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