本を書いています。

Vol.1 はじまり

ご無沙汰しております!久しぶりのnoteです。ちょうど1年前は、せっせとマンガを描いていた私ですが、なぜか今、実は「本」を書いているんです。このnoteでは、なぜ本を書いているのか、そもそもデザイナーの私に長文なんて書けるのか、本を書いていて何を感じたかなど、数回に分けて書いていきたいと思います。何かの参考になるのかどうかも分かりませんが、軽い気持ちで読んで頂けたら幸いです。マンガについては、実は16ページものの短編に挑戦していたのですが、忙しさにかまけて中断してしまいました。なかなか二足のわらじは難しいですね。まだ辞めたつもりはないのですが…一旦、休憩中です。そのあたりの話も、またどこかで書ければと思っています。

はじまりは、ほんのちょっとした思いつきからでした。マンガのときと一緒で、本当に突然、思い立って書き始めてみたのです。だいたい私が何か新しいことを始めるときは、いつもこうです。まぁ何事にも「はじまり」はあるわけで、誰だってそんなものなのかもしれません。ふとあるとき、こう思ったのです。「もしかして頑張れば自分でも本を書けるんじゃないか」と。そして、「もし一生のうちで本を書ける機会があるのなら、書かなきゃ損なんじゃないか」と。こう書くと、かなり浅薄な感じに見えますが、何事もやってみなければ分からないものです。運よく企画を出版社(CCCメディアハウス)に採用して頂き、まだ少し時間はかかるのですが、商業出版で発売できることが決定しています。実際に文章を書き始めたのは、去年の9月頃でした。最近になって、何とか文字数的には目標の15万字に達することができ、第1稿を完成させることができました。現在は、ひたすら推敲を重ねる毎日です。

では何の本を書いているかというと、広告の本でもデザインの本でもありません。小説などの文学作品でもありません。それは「面白いとは何か」ということをテーマにした論述です。ずいぶん漠然とした哲学的なものようにも思えますが、内容は柔らかめです。ただ、このテーマは、私がずっと頭の中で考え続けてきたことなのです。自分でも、まさか本にするとは思ってもいませんでしたが、「面白さ」を体系的に分類・分析し、「面白い表現」をするための「法則」を作ることができないかと考えたのです。そういう意味では、ジャンルとしてはビジネス書になるのではないかと思います。

「面白い」という言葉は、とても不思議です。誰もが毎日のように使っている言葉なのに、明確な定義は難しく、どうやらその種類もたくさんあるように思えます。もちろん、国語辞典を引けば意味は分かりますが、普段からそれを意識して生活している人はあまりいません。広告業界でも頻繁に使われる言葉であるものの、「面白いって何だろう」ということは、多くの新人が最初にぶち当たる壁です。これは、小学校から大学まで勉強してきたことを頭の中で総動員しても、簡単に理解できることではありません。それだけ、「面白さ」を専門的に扱った学問がないということです。しかし実社会に出ると、どんな業界でも「面白い企画」や「面白いアイデア」を求められるようになります。そんなときのために、少しでも考えるキッカケとなるものを提供したい、ということが、この本の目指しているところです。

また、「面白い表現」ということに関して言えば、何も仕事だけに限ったことではありません。誰もが日常的に行なっているSNSでの投稿なども、立派な自己表現と言えます。もっと言えば、何でもない会話やあいさつだって、自己表現です。そんな普段のコミュニケーションにも「面白さ」をうまく活用することができれば、毎日がちょっとだけ楽しくなるのではないかと、私は考えています。そんなことも意識しながら書いているので、できるだけ多くの人にこの本を読んでもらえればと思っています。

ということで、最近はもっぱら本漬けの毎日です。書くだけではなく、読むことも圧倒的に増えました。参考文献を読み漁ることから始めて、最近では斜め読みも含めて1ヶ月に20〜30冊程度の本を読んでいます。日々是勉強です。でも何だか楽しいのです。次回からは、実際に本を書いて分かったことなど、ゆるりと書いていきたいと思います。




「面白いとは何か(仮)」
CCCメディアハウスより今夏発売予定!

↑最近読んだ本たち。

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タイトル画像:Photo by Trent Erwin on Unsplash

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岩下 智

本を書いています。

「面白いとは何か」ということをテーマに、本を書いています。文章を書く中で気づいたことや、書くことの面白さについてなど、つらつらと。
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