『アキラとあきら』
池井戸潤
徳間文庫 2017年
映画館で予告編を見て、面白そうと思った。映画で見ようかなと思っていたら図書館で原作を見つけたので、映画ではなく本にしました。
面白かった。変わらず銀行関連だったけれども、今まで読んだものは銀行に始まり銀行に終わる感じだったのが、本作は銀行に勤めるに至るまでの生い立ちや銀行に入った理由にも半分くらい割いていて、【銀行もの】というよりは【青春もの】という感じがした。その分、他の作品よりもほのぼのと読めた気がする。
感想としては短いけれども、上記の点で池井戸作品の中ではイチオシ。
個人的に、チビが最期に幸せに看取られたのかどうか書かれているかが気になりながら読んだ。
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