コミュニケーション

コミュニケーションについて考察する

コミュニケーションとは一体どういうものなのか、ふと考えることがあります。自分が考えていることを相手に伝えるということで言うのであれば主に言葉を使います。言葉は日本人同士では日本語が主で、海外の方と意志の疎通をはかるにはどの様な言葉で話すか決めなければなりません。

日本人の日本語同士でのコミュニケーションでも認識の齟齬は生まれてしまうのが現状であります。今回はふと思ったことで恐縮ではありますがコミュニケーションについて書いてみたいと思います。

【コミュニケーションの本質とは】

ソフトバンクグループ創業者の孫正義氏の英語スピーチについて分析した結果。2007年から14年までの間に、孫正義氏が実際に英語でスピーチした内容で単語・熟語・文法は全て中学校レベルに収まるもので、発音はジャパニーズ・イングリッシュだという記事を読みました。

この記事を読んで思った事は意味さえ伝われば高度な文法やネイティブの発音など必要ないもので、逆にコミュニケーション(この場合はスピーチなのでメッセージと捉えるのでしょうか)として必要であるのはシンプルで的確であることなのかもしれないと感じました。

私(日本人)と彼女(台湾人)とのコミュニケーションは主に日本語です。しかしながら彼女の母国語は中国語です。(台湾は北京語ですが台湾独特の言い回しなどがあり、日本の関西弁のようなものと私は捉えています)その間をとって(?)お互いの母国語ではない英語でコミュニケーションをとることもあります。それで事足りることもしばしばあります。

要は意志(気持ち)が伝わればよく、使う言語は特に重要ではないということ。日本人で英語でコミュニケーションをとるとなるとネイティブの発音を求められると考えることが多く見受けられます。たしかに相手の母国語が英語であれば発音が流暢であることにこしたことはないと思います(でないと伝わりませんね)。しかし日本のある東アジア近隣諸国は母国語はいずれも異なり、逆に発音が良すぎると伝わらない場合があります。(個人的な所感です)

外国で道を聞いたり買い物など日常的なコミュニケーションをするのであれば、むしろカタコト英語でもぜんぜん通じます。これも私の所感ですが話しかけた相手もちゃんと聞いて(理解して)くれようとしてくれます。

それで足りない場合はジェスチャーや筆談、絵を描くなど、とりあえず強い気持ちで望みます。なので私にはどこの国に行ってもなんとかなるのではないかという安易な発想が生まれてくるのです。

私が考えるコミュニケーションの必要な要素としては、相手のメッセージを受け取り補完すること、または相手が受け取りやすいような言葉のボールをなげることなのではないかと考えるのです。

私と彼女は文化の違いから衝突することもあります。しかしお互い理解しようとする姿勢があるからこそコミュニケーションが成立し、現在に至るのかと思うようになりました。日頃生活をしていて同じ日本人、日本語でコミュニケーションしていても解り合えないという事も実際にあります。

日頃目にするゴシップなどは文脈や行間を読まず、一部分を切り取ったものが多いような気がします。また、『そんな人とは思わなかった』などという文言で相手を理解できないと批難する報道もあります。しかしそもそも違う人間なので、すべてを理解しようと思うのが無理なのではないかとさえも思います。

異なった時代、環境で育ち、異なった体験をしてきた人間が、ある物事を100%同じように理解するというのは少し無理であり、自身のバックボーンで理解するしかありません。海を見たことのない人間に言葉を使ってどのように海の広大さを説明しましょうか。ブラックホールに入ったことのない私はどのようにブラックホールを言葉でどう解釈しましょうか。それは本やネットなどで読んだボキャブラリーから言葉にするしかありません。イメージを伝えるという事は想像することが大事なのかなと。

したがってコミュケーションの本質は自身の経験や想像力が大きなファクターとなるのではないかという考えに至ったのです。想像力が豊であれば経験を補うことができ、その逆もしかりです。また柔軟な価値観も必要と考えます。『こうでなければならない』、『これが普通』という固定観念が、違う価値観とのコミュニケーションを邪魔するのではないでしょうか。

もちろん意見を通すことも必要ですが、より良い関係を築く為に必要なコミュニケーションの本質は『気持ち』や『想い』のような目に見えないフワッとしてモノが必要という考えに至りました(記事を書いていて考えがまとまってきました)。本件については考察中なのであくまで現状は...ということでご容赦ください。

本シリーズの次回はコミュケーション能力や人間関係などについて書いていこうかと考えています。

今回は以上となります。長文、駄文となりましたが最後までお読み頂きありがとうございます。

P.S 本記事は以上ですがご購入という形で応援頂けたならばうれしいです。

Isaac

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