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222☆ひとりで死ぬことを実感した夜

ぼんじょーるの!
爽やかに晴れた日曜の朝です。

朝から洗濯機を回してますけどそれは血の付いたパジャマやシーツを洗うため。

おとといの夜、頭を切ってしまって出血がすごかったのです(汗。

まず、じんましん

1日中歩き回っていたせいか疲れていたので、眠くはなかったけど21時過ぎにはシャワーを浴びてベッドへ。

日焼けしたはずなので保湿クリームを全身に塗ってパジャマを着てベッドに入ったけど、眠くないので本を読んだりユーチューブを見たりしてたら左腕内側にかゆみを感じる。
虫刺されかな?または終日外にいたから日光かぶれとか?

なんて思っていたら30分ぐらいで全身に赤い地図みたいなボコボコが!
そう、じんましんが出たのです!!!

じんましんは、これまでの人生で記憶に残る限り4回目。

1回目は子供のころ、旅先で。
2回目はバリキャリ時代、激しいストレスにさらされたとき。
3回目は今年の初め、ロックダウン解除で浮かれて昼から外食でワイン飲んで夜までウロウロしてたとき。
そして今回、終日歩いていたとき。

こうして見ると、変わった食べ物、ストレス、疲れ、あたりが私のじんましんの原因な気がします。

じんましんになったこと、ありますか?
もう全身がかゆくてかゆくて、そして見た目もアレで本当に精神的にもやられます。
かゆいけど、かいたら跡が残るし、これは気をそらすしかないとユーチューブで好きな動画を見てました。

主にこちら。

昔から間取り図を眺めるのが好きで、新聞に入ってくる不動産会社のチラシを眺めては妄想空間に浸ってました。
ユーチューブの内見動画はまさにそのチラシの動画バージョンで、むちゃくちゃ好きですー。

次に下痢

気になってた間取りの動画を何本か見て1時間ぐらい、上半身のじんましんも引いてきて落ち着いたかな、と思ったら、今度はお腹がキューっと来て、あ、下痢だわ、と。

前回のじんましんも下痢とセットだったんですよね。
あの日はみんなで白ワインを開けて魚介類をたくさん食べたし、生のマグロもあったしで、もしかしたら食中毒かなと思っていました。
今回のお昼は中国料理。
アルコールはナシで、野菜麺にエビチリを食べただけです。

でも、食中毒ならすぐにお腹ピーになるんじゃないかなぁ、あと吐気とか。
あれ?前回は吐気もあったっけ?すっかり忘れてます……じんましんの記憶が強烈過ぎて(笑。

ともかくベッドルームからトイレに走り何とか間に合う。

たぶん2、3分、そのままトイレで座ってたのですけど、何だか意識が朦朧としてきました。
お酒飲み過ぎて、頭がぼんやりして考えがまとまらないときみたいな感じ。
一瞬、飲み過ぎかな、と思ったけど即座に今日は一滴も飲んでない、と打ち消す。

トイレに座ってられないほど意識が混濁してきたけれど、
「あぁ、でもこのまま倒れるわけには行かないー!発見されたときにこの姿ではあまりに恥ずかし過ぎるー」
と、なんとか正気を保ち、ともかくパンツを上げなきゃと焦る。

けど、次の瞬間、腰を上げたからでしょうか、前のめりにフラーっと倒れていくのが分かりました。

そして気を失う

パッと視界が復活して、私が最初に見た光景は今でも鮮明に脳裏に焼き付いています。
それは濃いフクシアピンクの直径2センチぐらいの点々が、水色の床のあちこちに散らばっているところ。

このフクシアピンクは何? あ、血痕か! でもなぜに赤じゃなくフクシア? え、ワタシ頭切ってる?! と分かるまでにしばらくかかりました。
痛みを感じてないので、すぐには気づけなかったのです。
色もキチンと認識できてないぐらいですから、意識障害ってこわいですね。

それに意識が戻ったからといって、すぐに普段のまっとうな行動ができるわけではないんですねぇ。
ワタシ、床を汚したままにしちゃいけないと、トイレットペーパーで血痕を拭き始めたんです!
まだカラダはグラグラ揺れているような状態なのに!

意識障害ってこういうところも怖いですね。
正常なアタマなら、そんなの後回し、この場合、まずはパンツを上げて(爆)ベッドに戻るのが正解ですから!

拭いてる端から新たな血痕が落ち、もうぜんぜん切りがないので、ようやく床掃除をあきらめ、パンツを上げてベッドに戻ることを考えました。
そして、トイレから立ち上がったとたん……再び倒れてしまったのです!

つづけてさらに2回意識を失う

今度はすぐに意識が戻りました。
というのも、倒れたときとなりのビデの水栓に、あごと肩をしたたか打ち付けたから。

立ち上がってベッドルームまで行こうと4、5歩ほど歩いたところでまた意識を失って、今度は床に倒れ込んでしまいました。
ひんやりと冷たくて気持ちがいいと思ったのを覚えてます。
ここならもう、このままでいいや、このまま死んで発見されても恥ずかしくないし……そうだ、呼吸だけはちゃんとしよう、と、落ち着いて毎朝の瞑想の時みたいな深い呼吸をしていました。
それができるぐらいの判断力は戻っていたので良かったです。

1回目も2回目も3回目も、打ち所が悪かったら、そのまま死んでたかもしれないですよね。
誰か別の人がいれば気づいてもらえるけど、一人暮らしだと意識が戻っても自分で電話やSMSができるぐらいまで復活しないと、気づいてもらえないままですから。

たとえば頭の傷が深かったら、そのまま出血多量で。
水栓がべつのもっと危険な場所に当たっていたら。
床に倒れた時の打ちどころが悪かったら。

正気に戻ったいま、改めて考えると怖いです。
ひとりで死んでいく、ということをものすごく身近に感じた体験でした。

さて床にしばらく横たわっていたあと、這うようにしてベッドに戻りましたけど、なぜか横向きにしか寝られない。
真っすぐだと自重に疲れて横たわってられない感じ。
膝を抱えるようにして丸まっていたら、ウトウトし出して、頭の出血は気づくたびにティッシュで拭いたけど追いつかなくてシーツにも血痕が付いてしまっていました。

というわけで朝から洗濯三昧です。

アタマの傷は消毒すらせず、そのまま放置でセルフネグレクトかって感じですけど、昨日来た友人に見せたら、縫うとまた出血するしもうこのまま自分で消毒するだけでいいんじゃん? と言われたのでそのアドバイスに従うことにします。


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