地獄の引越屋でインタビューを重ねておりまして、日々いろんな人たちが素晴らしい百物語を語っていただいております。すでに40名に迫ろうとする勢いでありますが、これ聞かせてもらうだけでたくさんの学びを得ています。

苦しかった時期を乗り越えた人たちが、どんな風にそのことを受け止め、工夫して乗り越えてきたのかを聞かせてもらうだけで、本当にたくさんの人たちがその葛藤について知るだけで勇気づけられそうだなと感じています。

願わくば、その人たちが相手にしてきた地獄の門番・獄卒・妖怪たちがどのような責め苦を強いてきたのか、そしてそれをどのように飼い慣らしてきたのかを直接同じ悩みに苦しむ人たちに話してあげて欲しいと思いました。

こんなに説得力のある言葉はないし、共感を持って受け止められ、人を励ますものはないなと思います。いま百物語を通じて集まってきている叡智は、これから多くの人に届けられたとしたら、本当に喜んでもらえる、楽になるために使われる、素晴らしい手法になるかもしれません。

まずは今は、みんなの話を聞ききる。そしてみんなでそれをまとめ、分析をして、着実にこの価値を世の中に広げていくことができたらと思います。

地獄の引越屋。絶対いい感じになってきた。