運が良くなる方法

脳科学者の茂木健一郎さんが、セレンディピティ(幸運な偶然)に出会うためには?で力説している3つの要素。

Action/行動
Awareness/気づき
Acceptance/受容

セレンディピティに出会うためには準備が必須であり、行動し続け、気づける状態にあり、(緩急どうであれ)変化を受け入れる。これら要素が揃ってはじめてそれに出会うという。なるほど至極真っ当だ。

ぼくなりに補足するとこうなる。

行動し続けている
気づける状態にある
ただ受け容れる

この3要素、相互に密接に関係しているなぁ。

行動し続けている

行動し続けるには、力んでいては続かない。いわゆる習慣化。集中するにしても、力まずに集中できる自分であることが持続のための必須条件。まず自分が力まず集中できているのか、それとも力んで集中しようとしているのか、そこに気づくことが最初の一歩。

気づける状態にある

幸運の女神は前髪しかない。セレンディピティが目の前の起ころうとしても、そもそもそれに気づかなければ手にすることはない。普段から気づける自分であること、準備を怠らないことが必要だ。前述の力んだ集中もどきのまま日々を過ごしているとみすみす幸運の逃すのだ。

ただ受け容れる

やっぱり人間変化が怖い。自覚できている怖さはいいけど、自覚していない恐怖は手の打ちようがない。いわゆる無意識に潜む恐怖。だから普段から無意識をわずかでも顕在化する努力は怠らない。兎にも角にも緩急どうあれ変化に対して我々は足がすくむので、そんな時は「ああ、無意識が怖がっているんだな」と、ただ受け入れるトレーニングを普段からしておくのだ。

3つの要素に共通して必要だなとわかるのは、いわゆるマインドフルネス。過去の出来事(後悔)に囚われたり、未来の出来事(心配)に囚われるのではなく、今この瞬間に集中できる、観察できる、ただ受け容れることができること。起床中スマホやタブレットに触れて常に情報に殴られている現代において、なかなかチャレンジングなことだと思うが、裏を返せばそれができる人材は希少な人材でありチャンスであるということだ。

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