SNSの世界では「役立つ」だけではダメなのだ。
最近、「再生回数が10万回以上となる動画はYouTube全体で1%以下となっているほど数が少ない」という記事を読みました。
動画をアップロードするYouTuberが年々増えていることでアップロードされる動画も増えているのが原因だ。
YouTuber一人あたり2018年は平均で13本をアップロードしていた。これが2019年には16本に増えている。YouTuberが増えている上に一人あたりのアップロード数も増加し、再生回数が減少する傾向にある。
日本ではコロナ禍で仕事を失った芸能人や著名人、有名プロスポーツ選手らが続々とYouTubeに参入している。一方で視聴者数は比例して増えていない。再生回数が増えずYouTubeはますますレッドオーシャン化しているのだ。
業界の著名人のYouTube動画を制作するお仕事をしているからどきっとしました。
記事はさらにこう続きます。
役に立つコンテンツを動画にして配信しても多くは見ません。優秀でも上から目線では動画コンテンツは売れないということです。言い方を変えれば魅力や共感をベースに根強い固定ファンがどれだけいるかにかかっています。
コンテンツのアイディアで動画の再生回数は上がったりしますが、結局のところ人気のある動画はYouTuberの人柄や周囲との関係性、魅力、共感力に行き着くようです。
これはめちゃめちゃよくわかる!
起業家や先生的立場の人、例えば講師業、コンサル、顧問の方々はセミナーや対面のクライアントには権威性を見せるために少し上から目線でも通用する。
その方が相手の結果が出やすいから。
でも、もうYouTubeをはじめとするSNSの世界では「役立つ」だけではダメだということなんです。
YouTubeだけでなく他のSNSもこうなります。
YouTubeは閲覧数が広告収入と直結するからこぞってみんなが役立つ情報を発信し始めたのだけど、いいコンテンツが揃ってきてレッドオーシャンになってしまってます。
上から目線が身についてしまってる人は、SNSでは多くの人に受け取りやすい、違うキャラクターを見せていかなければいけないってことなんですね。
私は元教師なのでとてもよくわかります。
今は秘書をやっていて自分の上がいるので少し改善されてきたと思うのですが、教師時代は教えるのがうまい代わりに、職場に上司と呼ばれる人が校長先生以外いなかったので、正直偉そうなところが抜けなかったと思います。
「言い方を変えれば魅力や共感をベースに根強い固定ファンがどれだけいるかにかかっています。」
この解説は間違っていないと思っています。
「役立つ」コンテンツを→「相手目線に立つ」「共感をえる」コンテンツにする
ここに持っていくには、まだ繋がってないルートがあると思うのです。
それを自分なりに考えて、「共感」を作ることができるか?が鍵です。
上から目線で怖いイメージではなくて、共感できて、できればチャーミングと思えるイメージがいいのかなと思います。
繋げることができたら短距離になります。
例えば、最近noteで萩原さんという方の記事を見つけました。
注目は「枕詞」です。
・私は本当に「普通のビジネスパーソン」をやってますが・・・
・しょっぱなに出てなんの印象も残さずに終わったあたりが「普通」の人感があって、いい仕事したんじゃないかと思ってます...
普通の人、普通のビジネスパーソン、っていうポジションがとても好感がもてました。
きっとそこまで普通の人ではないはずなのですが、「普通の人なのにハプニングがあって、場違いなところに来てしまいました」感が、親近感が湧くんです。
共感や好感ってこういうことなのかな、と思いました。
参考になれば嬉しいです。
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ここからはちょっと自分のお仕事の話を。
フリーのリモート秘書をやり始めて1年が経ちました(^^)
社長のSNSの発信物(ツイッター、ブログ、動画、書籍)の編集と名のつくものは基本的にはやったり、ライティングのお仕事をしています。
一言で言うと「黒子」です。
そう言うお仕事をしている関係で、個人のSNSの発信やリブランディングの相談を受けることが増えて、副業的に相談に乗っていたりします。
具体的には、SNSのプロフィールや方向性を決めたり、noteやブログのタイトルを一緒に考えたり、下書きのチェック、編集をさせてもらうことをしてます。
今はSNSとインフルエンサーについての書籍の執筆をしてまして、この本を出すことで「これからやりたいこと」があります。
それは「会社員インフルエンサー」と増やすことです。
SNSってどれも昔からやっていた人の先行者利益は強く、今から参入した人はただ発信してるだけでは認知が広がるって、なかなか難しいんですね。
でも、新カテゴリーを作って、ローカル分野でもニッチ分野でもいいからその世界をつきつめれば、その世界の第一人者になれます。
しかも会社に勤めながら、何かを突き詰めるって副業の時代になってるからやりやすいし、「会社員キャラ」も立ちやすいです。
私の考えでは、普通の人がインフルエンサーになるにはこのやり方が一番難易度が低く、取り組みやすいです。
例えば埼玉ローカルのうどんチェーン店「山田うどん」を突き詰めてフリーペーパーを作った人が、活動が認められ「山田うどん」にフリーペーパーの公式スポンサーになってもらい、最終的に書籍を出した著者の方がいます。
「山田うどん」が好きすぎてお金と時間をつぎ込んだ結果、最終的に「山田うどん」に喜ばれて、逆にお金をもらえる立場になっています。
もし「ローカルの人気チェーン店●●」が好きな人がいれば、その人は全国制覇してその熱い想いを継続して発信すれば、その世界で第一人者になれるということです。
私はもともと音楽と映画、本が大好きでサブカル一直線な学生時代を過ごして来たので、マニアックを突き詰める人が大好きです。
もちろん役者やミュージシャンをやってる人を尊敬しますが、会社員をしながら趣味を突き詰める生き方っていいなと思います。
今後は、「会社員インフルエンサー」のお話をして行きたいと思います。
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