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文学フリマ東京36おつかれさまでした。

最近は機会が多いので、偉いなぁと自画自賛しながらこの備忘録を書いている。いうて日にち経ってしまいましたが。
思えばありしかつてのサイト時代も日記に三ヶ月間隔で書いていた。三ヶ月なのはそんくらいなら内容も溜まってるだろうという魂胆だった。実際はそんなことなく見事にバラついているので、この雑文についても、もう書きたいように書けばよろしいと半ば放置だ。通りがかった皆様もそんな感じで見ていってくれたなら幸いです。

表題通り、文学フリマ東京36に関わった皆様、お疲れ様でした。
会場暑かったね。塩分タブレットはマストだって思った。文学フリマ史上一番の来場者数だったそうで、確かにすごい人の波だった。ほんといつスペースから離れようかって悩むくらいごった返してた。
ここにいる方々はみんな本が好き、物語や言葉が好きな方ばかりかぁて思ったら嬉しくなった。

◯イベント所感

頒布物で言えば、思っていたより男性が立ち止まってくださった印象があります。感謝。微妙に端っこのポツンとした、パッと映えないスペースだったんですが、逆に静かめで良かったのかな。ただのアピール下手なだけだけど。
以下備忘録。
・手持ちないからと取りに行ってくださった方。初回の文フリでもあったなぁ、嬉しいね。あなたに寄り添えそうでよかった。少しでも良い時間になれば幸いです。
・小説お求めくださった方、作品をきれいだと言ってくれた。綺麗なものが好きな人はきれいなものが描ける、と言ってくれた。そうでもないけど、ありがとう。涙もろいそう。泣けるこころがあるのはいいことなんだよ、そのまま大事にしてほしい。
・一文しおり、気にしてくれた方ちょいちょいいた。よかった。どうか使い倒してください。
・ふらっと立ち寄ってくださった方も多かったけど、直接スペースでこれくださいってお求めしてくださった方もいて。お品書き見てくれたのかな。試し読み読んでくれたのかな。嬉しいね。
・終わり頃、前にお求めくださった方が来てくれた。(気付けずすみません。
ブルーアワー、初回の奴だから読みにくさもあるけど、いい話もあるよ。気にいる話があるといいな。
・相互さんの作品ダッシュで買いに行く。挨拶出来てなくてすみません。作品、大事に読みます。
・お隣さん。大学の友人たちを思い出しながら、こっそり聞いてました。面白かった。前回が両隣とも明るい感じの方だったから、今回は身近な感じがして居やすかった。ありがとう。

◯頒布物について

頒布物は既刊3種と折本、(小説と短編と詩)、新刊の詩集だったのですが、前回のイベントで新しい方の短編が在庫少なめだったので、追加してます。今回思ったより(新刊と同じくらい)お求めしてもらったので、追加して良かった。
フリーでお持ちしてもらえるものとして、前回のフリペ残部と名刺がわりの栞を作成。栞はイベント前日に印刷するという、なんとも突貫工事甚だしい滑り込み。前回の反省を活かし(活かし?)印刷さえすればOKにして当日スペースでかっしゃかっしゃと形にしてました。変な人ですね。名刺するほど仰々しいものではないのと、普段使い出来るものがいいなぁと思っているので、今後も名刺はたぶん作らない。

◯宣伝について

イベント時期になると企画ものに参加したいとは思っているのですが、体力とか都合とか仕事とか折り込んでの限界見極めになる(以前無茶して酷いことなった)かなぁと思います。つまり無理はしない。そうなったならそうにしかならないと次回に活かす形にしようと思います。いや、普段から作品あげりゃいい話ですね、これは。
なのでこれからものんびり作って、刺さる方に刺さって欲しいです。万人向けには私はなれぬ。

◯通販とブルーアワーについて

https://t.co/VAKaBBsCEl

正直ブルーアワーと詩集1はそろそろ廃番でもいいかなと思う。だいぶ前なので。今回通販したらおわりにしましょうか。
ブルーアワーは後日談というか、シーサイドブルーという話があります。私の中では当社比良好な人間関係を築いている人たちが出てくる、ブルーアワーの作品からちらほらネタが出てくる話です。
良ければ見ていってやってください。

https://kakuyomu.jp/works/16817330657897139426

凍てついた月を初めて書いたのは10年くらい前、それから何度も改稿してます。
call me、好きなアーティストさんの曲をひたすら聞いて書いていた記憶がある。
ランドリールームの元ネタは地元のコインランドリー。近く過ぎるたんびにあったかい花の香りがする。
神さまがいなくなった日、走ることだけがすべてだと思っていたのは、多分今も変わらないです。でも偶には周りを振り返りましょうね、大事になるもの見落とすよ。

◯今後と雑文

何年か出れないし出ないと決めた、区切りのイベントだったので、いろんな方とお会いできて嬉しかった。たぶん本当。
褒められてもそっかぁて中々浸透しないこころがあって、せめて大事にとっておくことであとからこういうことだったのかなって思える余地を作るようにしている。
何度もなぞって、肌に染みが出来るくらい抱え直す。言葉をうまく持てない私は、時間を置かなければ出せなかった。
たぶん、嬉しい。すぐにはこころが動いてくれないけど。文章の良いところは、こうして見えるようにすることで整理できることですね。
あとからよかったなぁて思いたいから、しばらく保存させてください。大事にとっておいて、後からそんなん覚えてないって言われるまでがきっとセットです。

鳥は実を啄み種を遠くに運ぶのだという。
人は遺伝のみで決まる在らず。
ならば我ら人類は、その身に宿る思考ひとつでとおくへ行かねばならない。
よく人は遺伝で、と言われますが、環境要因も大きいとよく言われます。素質は同じでも、環境によって育つ能力が変わるという。
家族や身近な人たち、幼少期などに得やすかった情報、関わったものなど、ひとりの人間が作られるには様々なことが絡み合う。
知恵を編み、思考を使い、万人に与えられた肉体の乗り換えで無いギフトを私たちは望む望まないに関わらず、隣にいる誰かから、確かに受け取っている。
小さなそれらは塵であり、ぽっちのそれだけでは利を見出せずとも、確かにわたしたちの土壌となりうる。

わたしの知らないあなたがわたしを作るのです。
間接的に、直接的に、あなたは確かにわたしの一部をつくり、わたしはあなたの一部をつくる。
触れ合って降り積もり、重なって織り込んでいく。いくつもいくつも、そうしたものがいく日も、生が終わるまで続いていく。

わたしが今まで重ねて織り込んだ種や塵を、あなたの土壌に重ねてくれたなら幸いです。


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