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政治とスポーツは無関係ではない。

タイトルほど、難しい内容ではありません。

スポーツでの目的の一つに勝利があります。勝利を目指していくにあたり、高いパフォーマンスが重要です。

パフォーマンスに関わる構成要素として、筋力や可動性、速さなど身体に関わる側面や心の精神的な側面など多くの要素が関係しあっています。

では、それ以外はパフォーマンスに関係ないのでしょうか?例えば政治とか。


スポーツウォッシングという言葉、聞いたことありますか?

私は聞いたことがありませんでした。

どういった意味があるのでしょうか。


スポーツウォッシングとは


政治組織や企業などが、悪評を払拭したりさまざまな問題から注意を逸らしたりするために、スポーツイベントを利用すること。

2018年にオックスフォード辞書に認められた新語。


https://dot.asahi.com/aera/2021081100038.html?page=1 より引用。

↑の記事で、元ラグビー日本代表で神戸親和女子大学教授の平尾剛さんは、

「そのメダルラッシュを報じることでスポーツウォッシング(政府や権力者などが自分たちに不都合なことをスポーツの喧騒=けんそうで洗い流すこと)にひたすら加担しているメディアの姿にも憤りを感じます。」と。


逆にいうと、スポーツにはものすごい力があるとも捉えられます。

政治で行った不都合を、金メダルの報道をすることで洗い流すなんて、スポーツのもつ力はすごいです。

ただこの力を良い方向ではない方へ利用されていると、この記事から知りました。

オリンピックの歴史を辿ると、過去にもいい方向ではない方へと利用されていることがありました。

「五輪は「平和の祭典」であるとしてスポーツには国際平和を構築する機能があるとよく言われるが、表見的にはそう見えても、因果関係とプロセスを見れば、政治的意思と執行力がベースにありスポーツは触媒や手段として利用されているのが実情である。」との一文も。(https://www.kasumigasekikai.or.jp/東京オリンピック・パラリンピック大会をめぐる/より引用。)


今回のスポーツウォッシングからも、アスリートが政治に利用されているとも言え、そんなことを考えると、スポーツって一体なんなのでしょうか?

教育として捉えられたり、健康からすれば運動って大切だったり、、

スポーツの価値とは? アスリートの価値とは?


アスリートはパフォーマンスアップ、また一つの大会の金メダルだけを目指して競い合えば、それだけでいいのでしょうか?


スポーツ業界に関わる一人として、やはりいい方向へと向かいたいです。考えさせられる記事でした。


伊藤申泰

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