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トリプルファイヤーが終わったら、ZAZEN BOYSを待たずに、帰っていった女性ファンがぞろぞろといた

〇月〇日
 
 ZAZEN BOYSのライブに行く。対バンはトリプルファイヤー。
 トリプルファイヤーのライブには前々から行きたかった。ので、大好きなZAZEN BOYSとの対バン。絶好のチャンスだった。
 トリプルファイヤーの入手できるアルバムはすべて入手した。グルーヴがあるニューウェーブ。情けない歌詞にへっぽこな歌い方。なのに、非常にかっこいい!
 ボーカルの吉田靖直さんのことは知っていた。「タモリ倶楽部」に出演していたからである。どんなアルバイトをしても怒られてばかりで長く続かない。そんな困ったちゃんのキャラで出演していた。
 
 そんな吉田さんのエッセイ集「ここに来るまで忘れてた。」を読んだ。面白い。情けない男、全開である。
 
 そんなことは知る由もないが、時々あの窪塚気取りを思い出し、深夜枕に顔を埋めて足をバタバタさせる、
 
 わかる、わかる。この感じ。
 
 ライブ会場では、この本のイメージに反して、吉田さんへの女性ファンがたくさん付いているようだった。トリプルファイヤーが終わったら、ZAZEN BOYSを待たずに、帰っていった女性ファンがぞろぞろといた。


〇月〇日
 
 古書店の場合もあるし、ネットの古書店の場合もあるが、古本情報を年がら年中調べている。
 読む時間がない。そんなことはわかっている。それでもほしいと感じる本があると、購入する。なぜならそのときに買わないと二度と購入できないかもしれないから。
 お金がもったいない。その気持ちよりも、二度と手に入れられない。そのこわさのほうが勝っているのだ。
 とはいうものの、せいぜい1冊、千円単位の話だが。
 
 というわけで、私の家には、ざっと目を通しただけの本が積み上がっていく。


 
 

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