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渋谷○○書店に出店

 魅力的な古書店の本棚とは何だろう。というようなことを改めて考えたのは、5月からめがね書林が渋谷ヒカリエ8Fにある、○○書店に出店するからである。
 めがね書林とはネットで私の本を売っている書店である。実質的な運営をしているは奥さん。ちなみに、SNSの発信は奥さんと(一部)私が行っている。今回のように、出店する際の本を選ぶのは私の担当である。

 渋谷○○書店とは、HPによると、つぎのとおり。

「渋谷〇〇書店は個人に棚を貸し出し、「棚主」となっていただき、共同で運営するシェア型書店です。棚や運営をシェアすることで、各人にかかる金銭・時間といったコストの分散を図り、さまざまな方に“本を選び、本を売る”ことを楽しんでいただく体験を提供します。
30坪弱の店舗スペースには都内最大規模となる130以上の本棚を用意し、棚主それぞれが好きな本を持ち寄り、販売します。店内には小上がりの読書ブースもあり、ゆっくり本を楽しんでいただけます」

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000625.000010686.html

 あるいはこういう記事もある。

「新たなコミュニティのかたち、シェア型書店「渋谷〇〇書店」が登場」

「巨大ターミナル渋谷駅のランドマークである「渋谷ヒカリエ」内に10月にオープンしたばかりのシェア型書店「渋谷◯◯書店(シブヤ マルマルショテン)」もその1つ。ひとり1人異なる”棚主”が好きな本を持ち寄り店番をして“共同で運営する”のが特徴で、既存の書店やネット書店にはないキュレーション力が最大の魅力だ。

場所はヒカリエ8階の「クリエイティブスペース8/」で、「Tomio Koyama Gallery(小山登美夫ギャラリー)」の跡地。さまざまなイベントが開催できる多目的スペース、ギャラリースペースのほか、ナガオカケンメイさんが手がける「D&DEPARTMENT」のミュージアムや食堂、メンバー制ワークラウンジ「MOV」などがある、カルチャーフロアだ。

白壁を活かした30坪弱の店内には、大きな金属フレームに約130の本棚(高さ37×37×32cm)を配置。どこでも出張可能な屋台自転車を使った企画棚、著名人などを招いたゲスト棚、本棚の裏側に隠れ家のような読書ブースを設置するなど、遊び心ある空間が広がっている」

https://www.fashionsnap.com/article/2022-01-02/shibuya-books/

 一棚書店は昔から興味があり、昨年の10月から今年の3月まで江古田にあるぼっとう&よはくという一棚書店(コワーキングスペース)を借りていた。ので、今回は二度目の出店である。

 さて、魅力的な古書店の棚の話に戻るが、言うまでもなく、自分がほしい本がたくさん揃っている棚だ。
 とはいうものの、問題は、自分が欲しいと思っている「本」の中身である。ざっくり言ってしまえば私にとっては芸術一般だが、他の人にはそうとも限らない。悩む。
 そういうことを踏まえて、私は、次のように選書の方針を立ててみた。

 ① テーマをつけて本を揃える。本を揃えるだけじゃなく、本どうしが関係し、共鳴しあう本を選ぶ(じつは、これがけっこう難しい)
 ② 読まなくなった本を選ぶのだが、いらなくなった本は選ばない(自分が面白くないと思った本は選ばない)
 ③ 絶版本を選ぶ。新しめの本は、ブックオフに行けばたくさんあるので、わざわざ選ぶ理由がない。ただし部数が極端に少ない新しめの本は可。
 ④ 変化がある棚にする。たとえば何週間かに一回は本を変える。いつも同じ本が並んでいる本屋は面白くないから(私の実感である)

 そんなことを考えながら、どんな本を並べようか、あれこれ考えているところである。

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