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腰痛は”鬼ごっこ”で治す! 夢の一つが叶った日

その時、小鹿さんがぼそっと言った。
「鬼ごっこ。鬼ごっこしません?」
(えっ? 鬼ごっこ?)
「だって、小鹿さん走れないでしょう?」
熊澤さんが驚いて言った。すると次々と声があがる。「じゃあ、走らないルールで」「早歩きってこと?」「範囲を狭くしたらいいんじゃない?」「円を描こうよ」 「氷オニにする?」 「氷 オニってなに?」 「まあとにかくやってみよう」……。

じゃんけんで負けた熊澤さんのオニ役でスタート。早歩きで追いかける熊澤さん。キャー キャー叫びながら逃げる私と小鹿さん。熊澤さんが上杉さんにタッチしたように見えた。「はい! 上杉さん、次、オニです」と熊澤さんが言うと、「洋服にかすっただけだからセーフだ よ」と上杉さんがムキになる。そのうちに、「ああ、ちょっと走ってる。ダメですよ。ルー ル」なんて言いながらみんなで息を弾ませる。それを暖かく見守る立花さん。 そして、みんな の様子を必死にカメラに収める理島さん。

私も、熊澤さんも、上杉さんも、そして小鹿さんも、いつの間にか夢中になって、気がつくと力いっぱい走り回っていた。

いい年をした大人たちが、平日の昼間の公園で、全身に太陽を浴びながら、本気になって鬼ごっこをしてはしゃいでいる。 なんてバカバカしく、そしてなんて楽しいんだろう。 

ーーー腰のことをすっかり忘れて全力疾走したのはなん年ぶりかな?
そう思いながら私は、後ろに流れゆく景色を全身で感じる。
私の腰痛はもう大丈夫。私は心の底からそう確信した。
      『人生を変える幸せの腰痛学校』伊藤かよこ 246ページ

わたしの頭の中で、神崎さんが、小鹿さんが、上杉さんが、熊澤さんがキャーキャー言って走り回っていたのは、何年前のことだろう。
久しぶりにこの文章を書き写して、懐かしくて涙がでた。
あの時、あの公園で、わたしの頭の中で。
みんなとてもいい笑顔だったんだ。

昨日、わたしは鬼ごっこをした。
昨日は、腰痛学校オンラインコミュニティの3周年感謝祭で、リアルに集まってくれた仲間たちと。
痛みはあるものの、幸せに生きている仲間たちと。

最初は、椅子取りゲーム。
オンラインでつながっている別の仲間がストップの声をかけてくれた。
それからフルーツバスケットをして、最後は走らない鬼ごっこ。

わたしの写真のみをトップ画像でコラージュしてみたが、みんないい顔で笑ってる。心からの笑顔。これがワクワクするということ。

腰痛など痛みに悩む人が治療のためにする行動は、病院通いにリハビリ通い、整体やカイロなどの施術通いなんだよな~。

ちがうって。
そんなの全然楽しくないし。
そんな時間があれば鬼ごっこをしている方が、よほど脳にも心にも身体にもいい。

どうしたらわかってもらえるんだろう?
慢性の痛みは、からだというより脳での痛みの感じ方の問題なのだから、いい気分で動いていることが大事なのに。

でもいいや。
ご縁のある人だけが『人生を変える幸せの腰痛学校』を読んでくれて、これだと思ってくれる人が「腰痛学校オンラインコミュニティ」に入ってくれて、ともに心身のことを学び、ともに遊び、ともに幸せになっていけば。

わたしが思う慢性痛の治療のゴールは
オニごっこができること。
童心にかえり、こころからはしゃぎ笑おう!

ぜひ『人生を変える幸せの腰痛学校』を読んでみてください。

そして興味のある方は、コミュニティにもいらしてください。


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