本書はミステリー小説です。ネタバレにはご注意ください。

米澤穂信さんの作品を久々に読みました。古典部シリーズなど日常の謎や青春ミステリーのイメージが強かったので、米澤さんの本格ミステリーはこの本で始めて読みました。

「ある人文科学的実験の被験者になる」という時給11万2000円の一週間の短期バイト。主人公を含めた12人の男女は地下にある「暗鬼館」に閉じ込められる。
そこには他の参加者を殺せば一人に付き報酬を2倍、殺人の犯人を当てれば報酬を3倍にするといった奇妙なルールが存在していた…。

という話です。クローズドサークルであり、デスゲームみたいな感じです。

こういった系統の小説は普段あまり読まないのですが、意外と楽しめました。
クローズドサークルミステリーを読むときは根拠もないくせにこの人が怪しいなと思いながら読み進めています。まあたいてい当たらないんですけどね。

クローズドサークルミステリーをもっと読みたくなったので、タイトルに館と書いてある作品を色々探しています。
また読み終わったら感想を書いてみようと思います。