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漆と物の整理のつながり

数年前から物の整理をし始め、ミニマリストに憧れ物を減らしてきた私。

漆とは全く別のプライベートなことだと思われるかもしれませんが、私の中ではすべて繋がっていて、
漆をやるため、漆作品をもっと良い作品にするための物の整理です。

とくに、ミニマリストの方がよく言う、迷う時間を無くして時間を作るという考え方に共感しています。
アップルのスティーブ・ジョブスさんも言っていたことですね。

漆をもっとやりたいと思ったり、もっと行動力を上げようと思ったとき、
やはり余計なものが多いと、それだけ自分の中に油断が出たり、考えに煮詰まったり。
でも、自分の中に答えを出そうと考えたとき、やっぱり身の回りの物質をどうにかするというのが、身近で手近な手段でした。

やってみて本当に時間が作れたかというと、本当にたくさんの時間が作れます。
物がなくなったからという物理的なものではなく、考え方が変わりました。
今までやってきたことは何だったんだろうというくらい選択が早くなり、
受け身だった事柄も自分ことに考え積極的に考えられるようになり、人生が変わったというくらいの変化でした。

さらに、こどもも生まれて、物が少ないとその分広いスペースを使えて遊べました。
危ないものはもちろん捨てたり譲ったりリサイクルに出したりして、余裕あるスペースを確保できました。
新しくたくさん物も増えましたが、こどもについては本当に良いことしかなかった気がします。

ここはまた別の話ですが、アドラー心理学を先に知ったのも大きかったと思います。
長くなるのでまたの機会に。

物の整理は、私にとって何かをしたいときの過程でしかなく、それが全てだったりそこで完結するものでは全くありませんし、
他の人にとって、物が多いことで安心したり、大好きなたくさんのものに囲まれることが、良い影響を与えるかもしれませんので、他の人がたくさんものを持っているからと言って否定するわけではありません。

夫は実はたくさんのコレクション、物を持っています…。

金継ぎについて、漆の作家活動について、削れたり加えたりすることはまだまだあるかもしれませんが、

限りある人生の中で考える時間、
作品のラインナップや在庫、
金継ぎする器の受け入れの数を増やして、
もっともっと理想の暮らしへ近づいていけたらいいなと思います。


最近、早速メルカリやジモティに出品しました。
ジモティでは大きな古道具を出品しており、愛媛県西条市かお近くでお会いして引き取っていただければと思っています。
古道具がお好きな方はぜひ覗いてみてください。

地元のフリマで小物も売りたく、そちらも楽しみにまとめています。

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