毎日の愛しいこと/もあな

ニュージーランドの湖畔で1歳児とでスナフキンみたいな夫と半自給自足の生活中。「愛しいな…

毎日の愛しいこと/もあな

ニュージーランドの湖畔で1歳児とでスナフキンみたいな夫と半自給自足の生活中。「愛しいなあ」と思える瞬間と茶道が好きです。興味のあることは女性の生き方とサステナブルなこと。東京のテレビ局で報道の仕事をしていました。 #草の根抹茶活動 #毎日の愛しいこと #すてきなもの見つけました

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エシカルファッションブランドkowtow #ニュージーランドの湖畔暮らし

長い間、服迷子だった。そんな時にこれならしっくり来る、と思えるものとの出会いは財産とだと思う。私にっての救世主はニュージーランドを代表するエシカルファッションブランド、kowtowでした。 創業17年、春夏秋冬の全ての衣類がオーガニックコットン100%で作らている。さらには、ボタンは貝でできていて、(ちなみに日本の漁業産業の廃棄物)糸はプラスチックを使っていない。 初めて路面店を訪れた際には、何も知らず、ニットを指しながら「これってウール?」と聞いてしまったほど。店員さんは

    • 秋、栗拾い、栗ご飯 #ニュージーランドの湖畔暮らし

      薪ストーブ、秋晴れ、夜空、スープ…。 4月のニュージーランドは秋の始まりです。だんだんと冷え込み、夏が恋しくなるときもある。けれど、指折り数えてみれば意外にも、この時期ならではの醍醐味も多いと気づく。 中でも、我が家の一大イベントが栗拾いだ。先日、近所へ栗を拾いに行った。ニュージーランドの人は、「栗は牛の飼料」という意識で、食べないのだそう。なので、この集落の中では私たちがこの秋の味覚を独り占めできるのだ。 準備万端の服装で森へ行く。トゲが痛くないように、軍手ををして、ト

      • 誕生日には自分でケーキを準備する。#ニュージーランドの湖畔暮らし

        息子が3歳になった。ニュージーランドでは、誕生日ケーキを自分で準備する文化がある。西洋ではそのような事が多いのか、職場や学校に自分でケーキを持ち込み、お祝いしてもらう場面を、映画で目したことがある方も多いのではないかと思う。 幼稚園の先生に、お誕生日会をするので「ケーキを持ってきてね」と言われ、前日からケーキの準備をした。材料はたった3つ。バナナ、スペルト小麦、豆乳で作る、極シンプルなバナナケーキだ。 自らバナナを潰し、小麦粉や豆乳を混ぜて。 バナナを並べる姿は真剣そのも

        • ニュージーランドで教わったサステナブルな人間関係と The 5 Love Languages

          ニュージーランドは、「友達が助けてくれると思うランキング」で映えある一位をとっているほど、友情に熱い国。 友達ゼロから始まったニュージーランド生活で、事ある毎ににその温かさに救われてきたけれど、人間関係は時に難しいこともある。そんな中、周りを大切にし、周りからも愛されていて、会話の心地が良く、こんなふうに人生を送れたらなと日頃から思っていた人生の大先輩に、人間関係を築く上での秘訣を聞くことができました。 「大切なのは、きっと自分の『好きなこと』で繋がっていくこと。私はダン

        エシカルファッションブランドkowtow #ニュージーランドの湖畔暮らし

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        • ニュージーランドの湖畔暮らし
          6本

        記事

          息子の涙と言語化 #ニュージーランドの湖畔暮らし

          2歳半の息子が、久しぶりに幼稚園へ。 それは、日本へ4ヶ月の一時帰国を終えた後の最初の登園日だった。 車で向かった園の駐車場では、身体がこわばって「行きたくないの」と動こうとしない息子。やっとのことで車を降りたと思うと、足は道端で止まってしまう。ようやく「抱っこー!」とせがむ息子を抱きかかえながら園の門をくぐった。 子どもや先生たちの「Kia Ora(キオラ)」(マオリ語で「こんにちは」の意味)や笑顔に懐かしい気持ちになる。園児が息子の名前を呼びながら、駆け寄ってきた。砂

          息子の涙と言語化 #ニュージーランドの湖畔暮らし

          エントロピー増大の法則

          昨年、日本に帰国した際によく耳にしたキーワードは「エントロピー」でした。畑のツアーに参加した際も、友人との会話でもそのことばが出てきたのです。 意味を知らなかった私は、調べてみることに。 外の世界は、コントロールできないことばかりです。エントロピーの増大の法則によれば、どんどん物事や思考は複雑化してしまう。ニュースを見ていると、どうしてこうなってしまうんだろう、なんで?と思うことに溢れています。コロナの問題、国際情勢、政治、温暖化問題然り。理由がシンプルではなく、複雑に絡

          エントロピー増大の法則

          シンガポールのラッフルズホテルを訪れて。愛されてる場所のすごみ

          「まず最初に、ラッフルズホテルに行きなさい。そしてそのあとにシンガポールを見て」と、故エリザベス女王が王子におっしゃったそうです。女王がそれほどまでにお好みだった場所、ラッフルズホテルを、シンガポールの旅行中に訪れました。 全てがまばゆかった。 都会の中、ひっそりと佇むラッフルズホテルの芝生の庭園と、清らかに差し込む光。伝統的なコロニアル調の建物のバルコニーを歩くときのなんとも言えない静謐さと晴れやかさ。どこをとってみても、キリッとしているのは何故だろう?この心地よさはど

          シンガポールのラッフルズホテルを訪れて。愛されてる場所のすごみ

          テイラースウィフト Karmaがライブの最後の曲に流れて。

          テイラーを好きになって10年以上が経ちました。 最初に行ったライブは、サンフランシスコでの「Fearless」。 トレードマークのキャットアイで、目線を右から左にゆっくりとそらしながら微笑み、曲の合間に、嬉しさとか感無量な気持ちを「Speachless(言葉にできない、の意)」と何度も繰り返し、紫色のワンピースを着たテイラー。会場は本人のコスプレをした女子に溢れ、ライブ中はクラブさながらの大合唱。大盛り上がりのハッピーな空気感、忘れられない思い出となったのです。 それ以来、

          テイラースウィフト Karmaがライブの最後の曲に流れて。

          断乳の準備と記録 #ニュージーランドの湖畔暮らし

          息子は2歳2ヶ月で、断乳をしました。きっかけは2つで、夜中に毎晩5、6回の母乳タイムがあり寝つきが悪いと感じたことと、歯医者さんで「おっぱい飲んで寝てる子の歯をしている。このままじゃ虫歯予備軍です」と言われてしまったこと。 本音を言えば、自然な卒乳を待って息子が「おっぱいいらない!」というまで思いっきり飲ませてあげたかったけど、寝不足が心配なのと、更には、歯医者さんに「夜中に母乳をあげるときは、虫歯にならないように授乳毎に水をあげてから寝かせてね」と言われたのですが、お水を

          断乳の準備と記録 #ニュージーランドの湖畔暮らし

          木の声が聴こえる【ニュージーランドの湖畔暮らし】

          今日、仲良しの友人の自宅で、おしゃべりしていた時のこと。 その友人から、「世の中には自然の声を聞こえる人がいる」という嘘みたいな話を聞いた。友人は、最初はその話を疑ったものの、その声が聞こえるという彼と一緒に過ごしていると、自分も森や木からの「声」が聴こえてくるという。「それは、例えば、集まりの場にいくと、きっとこの人とこの人はカップルだろうな、とか、きっとここは仲が悪いだろうな、とか、この人たちは親子だろうな、とか言葉にせずともなんとなく関係性が分かってくるでしょう?そん

          木の声が聴こえる【ニュージーランドの湖畔暮らし】

          ハイタッチのある人生。息子が2歳になって思うこと。

          どんな人生を送りたいのかと聞かれたら、「ハイタッチのある人生」と答えたい。それは、嬉しいとき、喜ぶとき、何かを達成したとき、祝福や気持ちを誰かと一緒に共有し合えることができたなら、それはもう幸せの形なのでは、と思うからだ。 2歳になる息子が幼稚園に行き、先生たちと挨拶代わりに「ハイファーイブ!」と言いながら、手を合わせる。 幼稚園が始まったばかりで、送りの時は緊張や寂しさでいっぱいの息子の顔から、パチン!という音がうまく鳴った時には、瞬時に笑みがこぼれ、なんだかあたたかい気

          ハイタッチのある人生。息子が2歳になって思うこと。

          肌と私の歴史。 〜途方に暮れてから、スキンケア瞑想に出会うまで〜

          肌の悩みの深刻さって、命とは直接は関係が結びつきにくいからか周囲に伝わりづらい。例えば、「肌荒れがひどいので、今日は学校を休みます」「仕事を休みます」というのはなかなか理解されなかったりする。 そんなふうに思うようになったのは、ひどい肌荒れに悩まされたことがあるから。6年ほど前の出来事です。顔の皮はどんどんめくれ、指先の皮も動かせないほどに膨れ上がっていました。一日中、かゆみが止まらず、お風呂に入ることも、手を動かすのも怖くて。人に会うのが億劫になり、部屋に引きこもり、家族

          肌と私の歴史。 〜途方に暮れてから、スキンケア瞑想に出会うまで〜

          息子が通うのは、森のようちえんのような保育園。【ニュージーランド】

          息子の保育園生活がスタートしました。ウェイティングリストに申し込んでいた園から、2歳の誕生日を機に連絡を受け、通園が始まることに。 ニュージーランドの保育園では、4月から一斉入園という仕組みではなく、皆バラバラ。空きがあればいつでも入園することが可能です。 最初の2週間は親子同伴の慣らし期間。この期間を終え、遂に来週からは息子が1人で過ごすすることになる。その前に、今回はこの2週間のことを、ここに記したいと思う。 息子が通う保育園は、ユニークそのもの。 まず、園に車で

          息子が通うのは、森のようちえんのような保育園。【ニュージーランド】

          Down to earthな人。ニュージーランドで学んだ本音で話すこと。

          ・Down to earthな人とはどんな人? 英語圏では人の性格を表すときに「Down to earth」という言葉があります。それは、誠実で嘘や見せかけ、気取りがない人の性格を表す時に使われるそう。 ニュージーランド人の英語の先生と話していた際に、日本には「本音と建前」という考え方があるという話をすると、「話すことと思ってることが一致する人」をDown to earthと表現するよ、と教えてもらいました。そして、Down to earthである人はリスペクトされると

          Down to earthな人。ニュージーランドで学んだ本音で話すこと。

          ニュージーランドはキッズフレンドリーな国?

          「子育てするには、本当にいい国!」ニュージーランド人も日本人もいろんな角度で口を揃えてそう言います。理由は様々だけど、人が優しいことと、大都会だとしても自然が身近にあること。大きく分けて、この2点があるのかなと思います。 ・見知らぬ人とも積極的に英語で「How are you?」 散歩で通りがかりの人、店員さん、あらゆる人と、「Hello!」から「How are you?」と続きます。なんだか、日本の山に登ったりする時に、通りすがりの人と「こんにちは〜」と笑顔で挨拶を交わす

          ニュージーランドはキッズフレンドリーな国?

          コミュニティ。海外暮らしをサバイブするために。

          最近目を引いた、「海外永住、昨年2万人増 過去最高の55万人」というニュース。(朝日新聞) 私もその55万人のひとりですが、永住権をとってからのこと色々思い出しました。 仕事や国際結婚が理由の場合は少し違うのかなと思いますが、私は結婚きっかけのいきなりの田舎生活で、それまでの生活とは真逆で、まさにグレートリセット。夫以外、全てが初めまして状態で、英語もままならいし、この国のことも知識もゼロからのスタートでした。 最初は新生活に浮き足だったものの、だんだんと、黒い気持ちが襲

          コミュニティ。海外暮らしをサバイブするために。