「舵を」




この広い海には 舟がごまんと浮いている

小さいのや 大きいの

新しいのや 古ぼけたの

重いのや 軽いの

一艘だけで進むのと 群れをなして進むの

色んな舟が無数に浮かんでいる

途中で他のと合流するの 途中で別れるのもある

海が荒れている日 最高の日

それぞれに経験をしている

前進する日ばかりではない

止まったり 後退したり 同じところを旋回する日もある

ただ どの舟も同じことがある

それは舟出したときは どの舟も何にも知らなかったということ

舟の漕ぎ方も

波をよむ方法も

ここが海で そこに無数の舟が浮いていることも

ましてや その舟の船頭は自分だということも

だから ただ波に流されているだけの舟もある

舟が行くまま

ところが あるとき気がつく舟もある

舟をコントロールし 自ら漕ぐということに

そのことに気がついたとき ようやく 進みたい方向が生まれる

握る

自分の舟の舵

好きな方向に進むんだ



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#舵 #海 #舟 #波 #写真 #詩 #ポエム
#誰も正しい漕ぎ方なんて知らない
#正しい方向もない
#決めるのは自分
#先に分かっていることなんてない
#やってみるしか道はない
#踏み出す前に
#握る
#自由に
#漕ぐ

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のはな あい

詩集 「まるい地面のプレイグラウンド」

日々の歩みの中で、大切にしたいと感じた気持ちや思いを詩集として書き綴っていきたいと思います。
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