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朝井リョウ 加藤千恵のオールナイトニッポンゼロの魅力|人間の営みへの肯定

ラジオが好きだ。

この記事でも書いたが「朝井リョウ 加藤千恵のオールナイトニッポンゼロ」が大好きだ。もう放送していないのだが、大大大好きなので録音を繰り返し聞いている。

加藤千恵さんがパーソナリティを務めていた「真夜中のニャーゴ」の朝井さん登場回も大好きで、聞いていた。繰り返し聞いた。

なぜそんなに好きで繰り返し聞くのか。その理由は面白いからなのだが、なぜ面白いのだろうか。今回はその理由をまとめて、私の嗜好と、彼ら2人のトークのおもしろさを整理したい。

1作家の日常トーク

作家の日常というものは、あまり知られていない。作家というものを身近に感じられ、作家の視点でのトークを聞ける。この人たちから物語が生み出されているのだと思いながら聴いていた。だが、2人のトークは非常に親しみやすいもので、だからこそ彼らの視点や感性が感じられるものだった。

2 オタク・ファンとしての2人がもつ熱量

朝井さんはハロプロ・藤井隆さんのファンであり、ハロオタさんについてのお話もよくされる。加藤千恵さんは岡村靖幸さんのファンであり、彼を最早あがめているといってもいい域にいる。

3 一般人的トーク、つまり普通の生活のおかしさ

彼らはラジオ番組を持つほどの有名人でありながら、普通の人としての感覚を持っているため、特別感やお金持ち感をあまり感じさせない。むしろ、普通の人の普通の生活を語ってくれることが多いため、人の営みのおもしろさ、滑稽さ、愛しさを感じさせてくれる。

「朝井リョウ 加藤千恵のオールナイトニッポンゼロ」は、総じて人間の営みを肯定してくれるラジオだったのだろうというのが、今の私の結論である。

作家という高尚なイメージを持たれやすい2人が、日常生活を送り、好きなものに熱中し、くだらない間違いをし、落ち込んだり嫌なことがあったりしつつも生活を営んでいく様を、彼らの視点と言葉を通して聴かせてくれていた。

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冒頭でも書いたが「朝井リョウ 加藤千恵のオールナイトニッポンゼロ」はもう放送されていないのだが、ぜひまた2人のラジオを聴きたい。カムバックしてほしい。そう思っているの、私だけではないはず。

朝井リョウさんは現在高橋みなみさんとラジオ番組「高橋みなみと朝井リョウ ヨブンのこと」を担当されているので、興味のある方は是非。




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