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自分の言葉が空っぽで、グレーな気分になるとき|形容詞から離れて表現すること、話すこと|ひとり暮らしの会社員が考えていること

自分の話す言葉が、書く言葉が、なんだか空虚だと感じることがある。内容ほぼ無いなあ、ありきたりな表現でそれっぽい文章にしてるだけだなあ。自己肯定感がぐんと下がり、地面すれすれをかろうじて浮いているような気分になる。

秋だから感傷的な気分になっているのか、最近そう思うときが多くなった。そんな気分になるのは悪いことではないにしろ、自分の言葉への満足度は向上させたく、対策を講じることにした。

それが、形容詞を使わないこと。

悲しい。寂しい。つまらない。楽しい。嬉しい。難しい。厚い。濃い。

形容詞を使わないって、厄介なのだ。言葉に詰まってしまう。いつも、どれだけの形容詞に助けられているかを実感する。

おいしい。良い。きれい。そう思った時に、これらの言葉が使えないと、困ってしまうのだ。こんな時、はがゆいとか、じれったいとか、もどかしいとか言えたら。どれだけ形容詞を使っているか、よくわかる。

使う言葉に制限を加えることで、表現はきっと雑然とする。でも、きっと新しい表現に出会える。なんとか捻り出した表現を、自分のものにしていく。そのプロセスを経て、きっと表現は増えていくし、自分が無意識的に使える言葉も増えていくはずだ。

形容詞フリーで言葉を使うこと。新しい表現の可能性が広がっていて、わくわくするのだ。

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