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小児科の入院付き添い、どうにかしてほしいよねって話 #3

前回の記事はこちらから。

ここまで散々子どもの入院時の親の付き添いがしんどいという話をしてきましたが…多分こういう話をする中で、必ず出現する制度が「家族付添許可申請書」のこと。家族の付き添いには病院の許可が必要。つまり、これだけ衣食住が不十分な生活を送っていても、看護師さんや先生から「お母さんは付き添いをして当然、モニターがなったらすぐ呼んでね、消耗品も取り替えてね」という扱いを受けても、病院にとっては「親が希望して付き添いしている」形なんです。希望してねぇぇぇぇ~~~~~。寧ろ希望してるのはそっちだろぉぉぉぉぉと白目を剥きたい…。一度、花粉症が酷くて「近くの内科を受診したいので付き添いを抜けたい」と看護師さんに頼んだら、「代わりの人がいないとダメ」と言われ…こっちが希望してないんだったら付添しなくてもいいでしょうが!!!っていう。

実際のところ、看護師さんだけではとてもじゃないけど手が回らないだろうし(育児は看護師さんの仕事ではないですしね)、制度が変わっても付き添いがしんどいことは変わらないだろうし、病気の子どもに付き添いたい気持ちは事実だし、病児であっても育児は親の仕事。だけど入院手続きで当たり前のように「はいっ、これ書いてくださいね!」と言われて付添許可申請書を書くのは何か違うのでは…?と思うのです。

半強制的に家族付添許可申請書を書かされるという歪みを改善するには、看護師さんの配置を改善しなくてはいけないのだと思うのですが、せめて制度上どうにかならないかな、と思います。あとは申請書云々ではなく、看護師さんの人員を増やすことによって、少しでも付き添い保護者の負担が減れば…と願います。

ちなみに、私の娘が入院していた病院は、付き添いの親に向けた栄養たっぷりのランチボックスデリバリーがあったり、付き添いの親が休憩できる民間の宿泊施設が病院近くにできたりと、徐々に改善されているようです。子どもが病気であっても、親の休息や、親が自分らしく過ごせることは不可欠だと思うので(お母さんの笑顔がイチバンとかそういう話ではなく、基本的な衣食住の確保って、言われるまでもなく大事じゃないですか…)、こういう取り組みが広がるといいな。5年前の子どもの入院は、今でもたまに思い出したり病院を見かけると涙があふれるくらいしんどかった。なんらかの形で私もいつかそういう活動を支援出来たらいいなぁと思っています。

この話はおしまい。

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