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最短コースを求めたがる男性と無駄を大事にする女性

突然だが、これをお読みの男性は寄り道や回り道が好きな人だろうか?

人生寄り道・回り道ばかりだよ……と思われた方、安心してください(?)
恋愛においては、その寄り道・回り道が功を奏すかもしれないのです。

寄り道や回り道が嫌いだ!俺は最短距離で目的地に着かないと気が済まない!と思われた方。
そういう方にはぜひ、今回の記事を読んで欲しい。

そもそも恋愛における最短距離と寄り道・回り道とは何か?について説明しよう。

最短距離を行きたがる男性



物事の効率化は利益を最大化する上で今や欠かすことのできない考えだ

「コスパ」という言葉の生活での定着が示しているように、

支払った費用に対する対価や効果がどれだけ大きいかと思考することは今や珍しいことではない。

特に何かビジネスをやられている方や頭のいい男性にはこの考えが染み付いている。

彼らは設定した目的に対して最短ルートを見つける天才だったりする。

最短ルートを行くというのは、つまりどうしたら「しなくてもいい無駄」を省けるかがポイントとなる。

やらなくていいことにわざわざ時間をかけるなんて愚の骨頂だ!といった具合に。

何かミッションがあるとして、いかに効率的にしかも省エネで達成できるか?を考える上では当然の思考経路だと思う。

だが、人間関係においては、特に恋愛ではそうはいかないのだ。

恋愛は、ぶっちゃけ非効率極まりない過程とも言える。

かけた費用や労力分、返ってくるとは限らないからだ。
恋愛の経験のある人からすれば、それは当然のことだ。
ビジネスだってそうはいかない。

だが、恋愛はビジネスよりもさらに不確定要素が大きいのかもしれない。

むしろ、「コスパ」なんて考えていたら恋愛などできないし、

コスパ意識の高い人間ほど恋愛ではうまくいかないことが多いと私は感じる。

コスパ思考は一見、堅実な考えなようだが、実は多くのものを見失わせがちだ。

それは「無駄」だ。

「無駄」をいうなら「恋愛」自体も生きる上で「絶対に必要なもの」ではなかったりするのだが。

もし、「恋愛」はしたいというのなら心に留めておいてほしい。

無駄を削ることに重きを置くことが、恋愛においては「失う」ことになるのだ。

私はミニマリズム思考に共感を覚えているが、かく恋愛においては無駄を惜しまなかった。

いや、「無駄」ばかりしていた。

私は女性が好きな人間だ。女性という存在そのものが好きなのだ。

その女性が喜ぶことをする上で、男性が考えがちな「無駄」はすでに無駄ではないのだ。

女性は男性的には考えられないような「無駄」をする。

高い服飾、アクセサリー、香水、化粧品、流行のお店巡り……数え上げればキリがない。

だが、女性にとっては大事なものだ。

男性には理解できないのが女性。だとしても、そこで「寄り添う」ことができなければ、あなたはずっと一人だろう。

心の底からの理解はできなくても、「女心」に寄り添おうとする男は、女性に悪い顔はされない。

むしろ、モテるだろう。

そう、寄り添うことこそが大事なのだ。

恋を得たいなら「急がば回れ」

10代〜20代の男性に多いのだが、

私もそういう時期を過ごしてきているので理解はできる。

早く女性と交わりたいというのが男性の本能なのだから気持ちはわかる。

だが、女性はそうは考えない。

女性はまず感情的に満たされて、「ああ、この人と一緒にいると安心できる」といった気持ちになれてからでないと男性を受け入れられないことが多い。

もちろん、女性といえどもいろいろなタイプがいるのは承知だ。

だが、「女心」は、好きな人となら「無駄なもの」が「大事なもの」になる。

男性からしたら、とても必要とは思えないような「無駄」を女性は好んでする。

女性は男性が考えがちな「無駄」を愛するのだ。

そのことを忘れてはいけない。

だから、女性が「もの足りない」顔をしていたなら、

もう一軒連れて行くか、もしくは彼女を家まで送り届ける手前で降りて少し散歩してみるのもいい。

「よければ、少し歩こうか」

この一言でいい。彼女の表情があなたに答えを出すことだろう。

小さなことだと思われるかもしれない。

だが、この小さな「回り道」が二人をグッと近づけてくれることを忘れてはいけない。

ここで散歩中に何を話せばいいのか?などと考えなくてもいい。

ただ、雰囲気に身を任せて、ゆったりとあてもなく歩けばいいのだ。

頭のいい男性ほど、考えすぎるきらいがある。

これは恋愛においては御法度だったりする。

考えるな、感じろ。

相手をよく観察し、彼女に心寄せられれば、問題ない。

私は男性からの恋愛相談者に何度となくこの言葉を言う。

相手の気持ちに寄り添って。

何も難しく考えることはない。

相手の気持ちに寄り添う。

これだけで相手のあなたを見る目は変わるだろう。


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