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だって、東カレさんだもの

※ こちらの内容は、ウェブサイト(現在は閉鎖)にて2016年~2019年に掲載したものを再投稿しています。内容等、現在とは異なる部分があります。ご了承ください。

先日、東京カレンダーさんのweb版に取材をしていただいた。
この話を持って来てくださったのは東宝営業室の方で、「東京カレンダーさんからの取材依頼ですが、受けていただけますか?」と言われたときのぼくの第一声は、「わっ、チャラい(笑)」だった。
「ぼくは港区おじさんじゃないですが。いまからスーツと高級腕時計の一つでも買ってきた方が良いですかね。ちょいワルオヤジになって、何なら港区の高級レストランかバーでシャンパンの一本でも開けた方が良いですか?」などと言ってみたもののそんなわけもなく、日比谷店の取材という至って普通の取材依頼だった。

もちろん快く承諾したぼくは、それでもきっとカメラマンさんはちょいワルオヤジで、ライターさんは場違いな装いをしたハイスペックなお姉さんがやってくるに違いない。だって、東カレさんだもの、くらいに思っていた。

取材当日やって来られたのはお二人とも女性で、東京カレンダーさんの誌面から想像するイメージとはまた違う素敵なお二人だった。
「あれっ、全然チャラくないんですね。なんか東京カレンダーさんのイメージと随分違いました」というぼくに、「編集部は、チャラくないんです(笑)至って普通なんですよ」とライターさん。

取材を受けていてもお二人ともうちやぼくのことを既によくご存知だということがわかるし、とても話しやすくて快適な取材だった。
ぼくは、編集部まであの誌面通りのイメージだったとしたら、逆にこれだけ話題になったり売れる雑誌にはならなかったのかもしれないな、と自分の先入観や偏見をちょっとだけ反省した。

これを機に港区おじさんの動画を拝見して、いつかぼくもちょいワルな港区おじさんになれるように頑張ります(もちろん嘘です)。
我妻さん、亘さん、ありがとうございました。


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