2014年12月1日の日記

 月曜日は雨が降っていた。この日は病院へ行かなければいけない日だったのであるが、トイレに入っている時に私はそのことに気づいた。

 病院では特に面白いことはおきなかった。ただ異常に混んでいたのを覚えている。診察をしてもらい、血をとってもらってから外に出た。雨は傘も必要ないくらいの小雨になっていた。その後、せっかくなのでウフィツィ展を見るために上野へむかった。昼食は前に行ったことのある「あきば」という蕎麦屋で食べた。なぜか前ほど美味いとは感じなかった。出汁がちょっと私には薄すぎたのかもしれない。


 御徒町の商店街やアメ横を通り抜けていったのだが、さすが年末といったところで、すごい活気であった。特にイスラーム系の人々が多かった。アメ横の、アジアンフードの屋台がずらりと並んでいる光景は、東南アジアのイスラーム教の人々にとって親しみやすいものなのであろう。私は途中中東系の顔をした客引きに、「アニキ、雨だから…1.5倍よ」と声かけをされた。半額の間違いだろう、と私は心の中で思ったが、もしかしたら量が1・5倍ということだったのかもしれない。


 その後上野の山を登って東京都美術館を目指した。しかしこの日は閉館日だったのである。だから結局はウフィツィ展を見ることはできなかったのだ。実に残念なことであった。

 夜、量子怪盗の続きを読んだ。

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