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「等価交換」を意識して得られるもの

以前、「理想の接客サービス」の理想像の一つとして、
「等価交換を意識した接客サービス」という記事を書きました。

多くの方に読んでいただき、その中で「具体的にどういったことをしているのか?」というご質問を受けていました。
今回はその答えになる?と思われる記事を書いていきたいと思います。

私は婚礼サービスを中心に接客サービスを行ってきたので、その中での答えとなります。
等価交換を意識することの一番のメリットは、前回の記事にも書きましたが

お店としてお客様に提供するサービスをスタッフ間で明確にする

という部分が一番のメリットではないかと考えます。
接客サービスという形のないものは、いろいろな表現方法があります。
フレンドリーな接客もあれば、逆にロボットのように、笑顔もなく、でもマナーに忠実に行う接客もあります。

いろいろな接客の形がある中で、自分達はどういった接客を行うことが自分のお店を表現することになるのか?
その問いに答える解決策の一つが「等価交換を意識する」ことではないかと思います。

披露宴の場で言えば、結婚式の主役はやはり新郎新婦です。
それを差し置いて、あるテーブルだけで盛り上がる居酒屋のノリはその場にはふさわしくありませんし、そこにサービススタッフが加担することは、「披露宴のサービス」として、等価ではないのではないかと私は考えます。

私は披露宴は「新郎新婦がお世話になった方々に感謝のおもてなしをする場」と考えているので、その視点で等価交換を意識するならば、やはり私達サービススタッフは「お二人に代わっておもてなしをする役目」だと考えるので、サービスとしては「気遣い」を重視したサービスを提供していくべきだと考えます。
具体的には、サービスの基本にはなりますが、グラスが空いていれば「新しいお飲み物をご用意しましょうか」と声をかけてみたり、今の時期であれば、少し肌寒そうにしている方がいれば、ブランケットを用意してみたりといったサービスが必要となります。
つまり、意識すべきことは
「私たちは、新郎新婦の感謝の気持ちを接客サービスに添えて伝えることが出来ているのか」
ということになります。
新郎新婦はそれが出来る人達として、対価(お金)を支払っているので、それに見合った等価のサービスを行う必要があります。
「じゃあ、私達にとっての等価のサービスってなんだろう?」
という問いに戻るのが、「等価交換を意識した接客サービス」というものではないかと私は考えます。

私は満足いただける接客サービスを「チーム」で達成するのが大好きです。
それを達成する為にもスタッフのなかでサービスの考え方に差異があっては、チームとしてまとまりません。
それをまとめる為の考え方として「等価交換を意識する」という考えが生きてくるのではないでしょうか?


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