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海外デザインスクール留学 関連記事まとめ

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海外デザインスクール在学中・卒業生の方々による出願Tips、海外のデザイン事情に関する記事をまとめています。 読者層は海外留学を検討中の方、日本以外にも見識を広げたいデザイナー、… もっと読む
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2018年9月の記事一覧

note始めました+フィランドのデザインスクール(アアルト大学IDBM)に留学しているわけ

フィンランドのAalto大学IDBMに留学して1年が経ちました。 妻に「ブログやるから、セットしておいて!」と頼んだのが1年前。今だ更新ゼロ。「で、いつやんの?」と言われたのが先週。アカウント作ってくれたのにすまん。ブログはハードル高いと言い訳をしました。どうやら気軽に書けるNoteがあるらしい。ってことで、Note始めました。 手始めに、自己紹介として、デザインスクールに留学している経緯と理由を簡単に書こうと思います。 元々、大学時代は社会基盤工学を学んでいました。社

非ネイティブによるシリコンバレー営業記録

シリコンバレーの教育系のスタートアップで営業&マーケティングのインターンをしています。そこでの5ヶ月間の学びを書いていきます。 僕は日本でのインターン経験とかもほぼなかったので、海外式の営業はもちろん、日本式営業さえ知りませんでした。 1.計測できることを徹底的に行い、常に最適化していく 入社してすぐ営業を始めて、CEOから伝えられたのが「思いつく計測可能な数値を取ってきて」ということでした。 CEO曰く、シリコンバレーやスタートアップ界隈では「計測できないことには時

アメリカの美大を卒業した感想

私はアメリカの美大を2011年に卒業した訳ですが、ざっくりとアメリカの美大について書いてみたいと思います。 ・ 学費と言うか、全てが高い ・ 眠れないのは本当 ・ 卒業が難しい 学費と言うか、全てが高い まずこれは日本の私立美大ももちろんお安くはないですが、アメリカの私立美大に行こうと思うと1年で学費だけで350万円くらいから500万円はかかると思われます。私はもう10年程前に卒業したので今より多少は安かったと思いますが、それでも400万弱程していた記憶があります。それ

【CIID summer school】難民のInclusive Designを考える

デンマークのデザインスクールCIIDにてDesign for Inclusionのコースを受けたレポート第三弾です。今回はグループワークの内容についてです。 グループワークの内容 お題は"How might we make the experience of living in Copenhagen feel more inclusive to refugees?"(どうすれば私達は難民がインクルーシブに感じられるようなコペンハーゲンでの生活体験をつくれるか?)。私達のグ

アメリカでUXデザイナーとして働いてみて

私は大学・大学院とアメリカの美大を出ていてまして、その後そのままこちらで就職し、そのまま住んでおります。UXデザイナーとして働きはじめてから8年目になります。縁があって、大手テック企業や広告代理店にもいたこともありますが、今は別の大手テック関係のインハウスでUXデザイナーとして落ち着いています。 実際、一度私も日本でデザイナーとして就職したことがあるのと、あとはアメリカの美大時代の日本人の友人などを話などを参考に今回以下のことについて書いてみたいと思います。 アメリカで働

アールト授業; INTRO; 未来のデザイン組織を描く-2-

前回、アールトの修士のデザイン学生は必須のイントロ授業の前半プロセスについて説明しました。今回の記事は残りについて。 0.基調講演や各スクールの教授からの未来の兆し/パースペクティブを得る 1.デザイナーの未来に関するリーディングを読みA4でまとめる 2.未来に旅行するなら持っていく私物/デザインツールを5つずつ選ぶ 3.大きく3つの未来シナリオから関心のあるものを選ぶ ------ 4.関心が近い人とチームを組み、チームのグランドルールを対話で決める 5.グループで未

【CIID summer school】 Inclusive Designとは?

前回の記事から少し時間が空いてしまいましたが、デンマークのデザインスクールCIIDにてDesign for Inclusionのコースを受けたレポート第二弾です。5日間のコースは以下のような流れでした。こちらの記事で共有するのはDay1の概論部分です。 Day1: Inclusive Design概論 Day2: ミニワークとリサーチ計画 Day3: リサーチの実行とブレインストーミング Day4: プロトタイプ Day5: ストーリーテリング Inclusive De

アールト授業; INTRO; 未来のデザイン組織を描く-1-

8/29から、アールトでのおよそ1週間のINTROコースが終わり、無事に初単位を獲得することができました。INTROの概要に関しては前回ざっくりご紹介いたしましたが、未来のデザイナーとしてどのように社会的な変化や課題を取り扱えばいいのか、どのように未来のデザインに求められる能力や役割、実践、組織のカタチを構想していけばいいのか、などの問いに対して、未来のデザイン組織をプロトタイプするという内容になっています。 また、実際にこのプロトタイプの最終形を表紙・ミッション・各職種と