この投稿をするために、みんなのフォトギャラリーで「揚げ物」を検索したところ・・お腹がすきました 笑。私が選んだ双子のコロッケも、・・美味しそうですね。

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　さて、日経の記事です。

■　社食で「揚げ物税」　ヤフー、健康経営を推進

　ヤフーは8日、社員食堂で揚げ物料理の一部を100円値上げする「揚げ物税」を導入した。揚げ物料理を値上げする一方、「お魚還元」と称して魚料理を150円値下げした。脂質が多く含まれる揚げ物料理を控え、コレステロールを減らす働きがある魚料理を薦めて社員の健康の増進につなげる。独自の課税と還元制度により、健康経営を推進していく。（記事より）

　「税」とは何か？とツッコむのは、セクシーではないのでやめます。

　昨日は、日経だけでなく、ヤフーニュースを見ても様々なところで取り上げられていますし、テレビの報道もあったようですね。

　そりゃ、「便乗するな」「揚げ物メニューをやめるのが一番健康」「食事くらい好きにさせろ」など批判もあるでしょうが、一般的にサラッとこの話題を見た人には、「ヤフーがまた面白いことをやっている」「遊び心もあるし、健康に良い取り組みだな～」という印象でしょう。

（写真：日経新聞引用記事より）

　私ももしヤフーの社員で、お昼時に、上記のメニュー表を見たら、「また面白いこと考えるな～」という感想だっただろうと思います。深読みしすぎかもしれませんが、健康に良い取り組みをしている、というよりも他でやっていない発想の取り組みを食堂レベルでもやっているというのは、結構、社員への内面的なインパクトもあるように感じます。「自分の会社はやっぱり面白い」とか「アイデアに溢れている会社の一員だ」みたいな。外野でくだらないという人がいたって、社内でそんな雰囲気があれば企業風土・組織づくりとして成功かな、と思います（もともと不満をもつ社員が多ければ、そんな事より・・と逆効果になる可能性もあるので、日頃の風土や人間関係が重要ですね）。還元の方が値下げ額が大きいのも印象がいいですね。

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　私のお客様のところでも、以前こんなことがありました。もともと社員40名くらいで、力仕事がメインの製造業A社。仕出し弁当もガッツリ系でした。その後、事業拡大で「ほぼ座り仕事」の部門ができ、現在社員80名くらいになりました。ある日、経営者が感じます。「お弁当、このままでいいかな？」そこで、従来のガッツリ系の業者とヘルシーな業者を入れ、社員に選択できる状態にしたところ、やはり、半々くらいの選択率となり、評判が良かったようです。私もほぼデスクワークですので、外食時は自然とお蕎麦屋さんとかが多いです。社員にとって、経営陣が自分たちに目が向いていると思えることは、社員の健康もそうですが、モチベーションにも良い影響を与えるだろうと感じます。

　その分、経営者が社員のためではなく、外向きの話題づくりで企業改革したら逆効果（例え、社員のための改革という名目でも）。働き方改革等を実施する際には、やはり経営者の理念の他に、目線は社員にも向けながら、という事が大切なんだろうと、日々実務をしながら感じます。

（参考note ： 企業の成長の最大資源は「ヒト」）

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　実際にまじめにこういった取り組みの成果が生産性向上に繋がれば理想でしょう。そうでなくても、企業イメージはやはり取り組みや話題の積み重ね。私も「ヤフーと税」というと租税回避裁判、グループでいっても節税に関する印象が強い・・・ですが、世の中や利害関係者、そして社員にも「新しいことを行う会社」というポジティブな印象を、また１つ強化できたのかもしれないですね。これも、あくまで直感的な私見ですが。

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　ちなみに当社のお昼はお弁当持参か、希望者には配達の仕出し弁当です。結果、女性はお弁当を持参、男性は私を含め仕出し弁当になっています。そのお弁当屋さんは最近30代の息子さんが現場や経営の修業から帰り、経営に携わっているようで、この間挨拶にきました。すごく気持ちのこもった「健康」への拘りを聞きました。

　正直言って、私もちょっと前までは「揚げ物ばかりだなぁ」「まあ、しょうがないよな」という気持ちで食べていましたが、最近確かに違います。HPみても「食から作られる、健康が財産」というキャッチコピー。熱弁してくださったおかげで、その翌日から、お弁当が少し楽しみになりました。

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　家庭でも仕出しのお弁当でも、作り手が健康を考えてくれているなら、より感謝して、自分も運動など意識しなければですね。運動といえば、毎朝5時、犬の散歩をしていますが、今朝は本当に寒かった・・。トレーナーを着ても、風が冷たくて驚きました。一気に秋めいてきましたね。

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