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岩手県地域おこし協力隊初任者研修を行いました

 6月9日に岩手県内で活動する地域おこし協力隊の初任者研修を実施しました。昨年度に引き続きの開催ですが、これまでで最も多い27名が参加してくれました。今回は参加者の山岸さん @thomp_hirono さんが当日採ってくれていたグラレコで、当日の様子をお伝えします!
@thomp hirono さん、ご提供ありがとうございます!!

基本講座&岩手県からの情報提供

グラレコ 1/3 枚目

 研修の目的を全体共有した後、「岩手県地域おこし協力隊ガイドブック」に沿って、
・協力隊制度の趣旨
・知っておいてもらいたい心構え
・3年間のペース配分のめやす
 ーーをお伝えしました。
(このガイドブックは、県内33市町村の地域おこし協力隊担当部署にお送りしていますので、当日参加できなかった方はぜひ自治体の担当者にご確認ください。)
 いちばんお伝えしたかったのは、
なにごとも言葉にして地域(特に関係者や行政の方々)に伝えましょう
という1点です。「分かってくれているだろう」ではなく、分かってもらうために逐次共有することで、自分自身の考えもまとまっていきます。

グラレコ 2/3 枚目

 また、県地域振興室からは今年度の協力隊の活動状況や、卒業後に向けて活用できる支援制度や県の就労支援「ジョブカフェいわて」の紹介をしていただきました。
 着任間もない協力隊が疑問に感じることも多い「活動経費200万円」についてなど、行政の観点からの解説を聞くと納得できる部分もあったのではないでしょうか。

先輩隊員の活動紹介&悩み共有・OBOGへの質問タイム

グラレコ 3/3枚目

 休憩をはさんで後半は、協力隊卒業生による取り組みの紹介です。
元陸前高田市地域おこし協力隊で(一社)マルゴト陸前高田理事の古谷恵一さんが、ご自身の活動や学びを振り返ながらお話してくれました。
 もっとも印象に残ったのは、
「地域には独自の文化やルールがあり、そこにいいも悪いもない」という割り切りの大切さです。協力隊として働く前に都会で働いていた人は特に(自分もそうですが)、地域に入ってみて「こんなこともできていないのか……」「もっとこうしたら効率的なのに」と感じることも多いですよね。
 古谷さんは「現状でそうなっていることには必ず理由があり、事情がある」と言い、「それを指摘するのは誰にでもできる。それをもし本当に変えたほうがよいと思うのであれば、変えるために自ら行動するのが協力隊ではないか」と話しました。
 地域に入って間もない時期はもやもやすることもあるかもしれませんが、古谷さんのメッセージを心に留めて、「いいも悪いもない。これがこの地域の今なんだ」といったん割り切ることで、少し楽になれることもあるのではないでしょうか。

 そして、最後は、「お悩み共有&OBOGへの質問タイム」ということで、8-11名のグループに分かれて、「現在の活動のお悩み」「卒業後にむけての課題」をテーマに交流しました。

それぞれ15分という短い時間だったので、その場ですっきり解決!とはいかなかったと思いますが、同じ分野で活動する隊員同士、今後相談する相手が見つかった様子の参加者も。
 終了後の参加自由のフリー交流タイムにも多くの方が参加し、名刺交換したり、SNSの情報を共有したりしていました。
 今年度の研修会は基本的にはリアル開催を予定しています。今後もこういった出会いとつながりの場をつくっていきますので、岩手で活動する隊員の皆さんはぜひご参加ください!

*いわて地域おこし協力隊ネットワーク会員募集

私たち(一社)いわて地域おこし協力隊ネットワークでは会員(協力隊とOBOGが対象)を募集しています。noteで会員の情報を掲載しているほか、研修やオンライン交流会などの情報をメールでお届けします。
ぜひご登録ください。
 https://iwate-kyoryokutai.net/company

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