いよをとこ

囲碁好きのオッサンです。 囲碁を知らない方に、少しでもその魅力を伝えられたらと思ってい…

いよをとこ

囲碁好きのオッサンです。 囲碁を知らない方に、少しでもその魅力を伝えられたらと思っています。

マガジン

  • 囲碁を打てるようになりたいと思ったら

    自分が作成したnoteをまとめただけのマガジンです。囲碁を覚えたい方、ルールは理解しているけれど、もっと囲碁を楽しみたい方のために、役立つ情報を掲載していきます。

  • 「見る碁」のススメ

    自分が作成したnoteをまとめただけのマガジンです。囲碁を見て楽しむ「見る碁」のための情報を、不定期で掲載していきます。

最近の記事

囲碁を打てるようになりたいと思ったら(アプリ編・④)

「純碁」のアプリこの「囲碁を打てるようになりたいと思ったら」で以前に紹介した「純碁」を、皆さん覚えていらっしゃるでしょうか? そのときには、「COSUMI(こすみ)」というサイトで「純碁」が打てると紹介しましたが、今回はたまたま見つけた「純碁」のアプリを紹介します。 それが、こちら。 中国で開発されたアプリと思われますが、日本語にも対応していますのでご心配なく。 利用するためにはメールアドレスの登録が必要となるのですが、少なくとも私には今のところ登録後の弊害(不審メールが

    • 「見る碁」のススメ(その⑪)

      菫さんと囲碁AIとの対局史上最年少プロ棋士である仲邑菫初段と、囲碁AI「Globis-AQZ」の対局が、たった今終了しました。 勝負の結果はビデオ視聴を楽しみにしている方のために秘密にしておくとして、いや〜楽しい番組でしたね。 番組を放送していただいたAbemaTVさんには、本当に感謝です。 将棋チャンネルでの放送だったこともあり、囲碁を知らない人たちも大勢観戦しているようでした。 私も仕事が終わってからすぐに近所のファミレスに飛び込んでAbemaTVのアプリを立ち上げたの

      • 囲碁を打てるようになりたいと思ったら(道具編・その②)

        碁盤(その①)囲碁を打ったことがない方の中にも、「家に碁盤がある」という方は多いのではないでしょうか。 我が家も、私が囲碁を始める前まではそうでした。 家には、祖父の遺した足つきの立派な碁盤があり、にもかかわらず家族の誰も碁を知らない(祖父も知らなかった)ので、碁盤は邪魔者扱いされ、押入れの隅に追いやられてホコリをかぶっていたのです。 オークションサイトやフリマサイトを見ていると、しばしば年代物の碁盤が格安で販売されているので、「あ〜、捨てるに捨てられないし、邪魔なんだろうな

        • 「見る碁」のススメ(その⑩)

          囲碁AI「GLOBIS-AQZ」のこと皆さんは、「GLOBIS-AQZ」をご存知ですか? 2019年4月にプレス発表された、グロービス社などが共同で開発を進める囲碁AIです。 日本棋院のプロ棋士である大橋拓文先生もプロジェクトに参加しており、ITと囲碁という日本が誇るべき2つの技術を結集して、囲碁AIの世界一を目指すというプロジェクトになっています。 目標は、同年8月に開催される「第3回世界電脳囲碁オープン戦」での優勝とのことですから、日本の復権をかけて頑張ってほしいものです

        囲碁を打てるようになりたいと思ったら(アプリ編・④)

        マガジン

        • 囲碁を打てるようになりたいと思ったら
          15本
        • 「見る碁」のススメ
          11本

        記事

          囲碁を打てるようになりたいと思ったら(道具編・その①)

          囲碁の道具さて、これまでこの「囲碁を打てるようになりたいと思ったら」では、囲碁のルールやアプリなど、ソフトウェアの面からアプローチしてきましたが、ここらでひとつハードウェアすなわち道具の面からアプローチしてみましょう。 囲碁の道具については、囲碁ファンの間でもその評価がマチマチです。 良い碁盤や高級な碁石が欲しいという人がいる一方で、全く興味のない人も大勢いて、その価値を分かりにくくしています。 それは何故か? 答えは、「囲碁の強さと道具とは、全く関係がないから」。 囲碁

          囲碁を打てるようになりたいと思ったら(道具編・その①)

          囲碁を打てるようになりたいと思ったら(アプリ編・その③)

          詰碁アプリ「詰碁プロ」さて、本日は毎日コツコツと詰碁の勉強するためのアプリ「詰碁プロ」を紹介します。 Android版はこちら iOS版はこちら まだ囲碁を始めたばかりの方ですと、「詰碁って何?」と思われるかもしれませんが、そんな方はこちらの入門ページをご覧ください。 この「詰碁プロ」は、「初級」「中級」「上級」の3段階のレベル別に、毎日2題ずつ計6題の詰碁を出題してくれるアプリです。 入門者の方は「初級」の問題を解くだけでも構いませんし、「上級」レベルの問題は有段者

          囲碁を打てるようになりたいと思ったら(アプリ編・その③)

          「見る碁」のススメ(その⑨)

          第31回テレビ囲碁アジア選手権今日、NHK教育で、第31回テレビ囲碁アジア選手権日本大会の特別番組が放映されましたね。 私は所用のため、たった今録画した放送を見ているところです。 私のように録画した番組を見るのを楽しみにしている方もいらっしゃると思うので、対局結果には触れないでおきましょう。 おっと、いきなり仲邑菫さんが、中継で出演してます。 これは、対局を見るどころではないかも。 ああっと、台湾の女流プロである黒嘉嘉さんも、スタジオから生出演とは。 NHKさん、グッジョブ

          「見る碁」のススメ(その⑨)

          「見る碁」ススメ(その⑧)

          英才特別採用制度の話 最初にお断りしておきますが、今回の記事は多分に私見を交えたものになっています。もし、記事の内容を不快に思われる方がいらっしゃいましたら、申し訳ありません。 さて、2019年4月に史上最年少の10歳でプロ棋士となった仲邑菫さんの、2戦目の公式手合が決まったようです。これに関して数多くの報道がなされる中で、やはり英才特別採用制度ついての様々な意見が見られます。 この制度の是非について、私自身は今のところ賛成なのですが、反対する方々を批判するつもりもありま

          「見る碁」ススメ(その⑧)

          「見る碁」のススメ(その⑦)

          全国高校囲碁選手権大会のこと6月も終わりに近づき、今年も全国高校囲碁選手権大会の季節がやってきました。 現在、囲碁に青春をかける高校生たちが、全国各地で予選を戦っているようです。 「頭脳の甲子園」とも言われるこの大会、各県の有名進学校が出場校に名を連ねるあたりも、まさに頭脳のバトルと言えるのではないでしょうか。 私も高校生の頃に、団体戦で全国大会に出場させてもらいました。 「もらいました」というのは、私自身はまだまだ弱くて話にならなかったのですが、他の2人が強かったおかげで

          「見る碁」のススメ(その⑦)

          「見る碁」のススメ(その⑥)

          YouTubeの生中継このnoteを書いている現在、第6期会津中央病院女流立葵杯第2局の対局が行われています。 最近は、こういった対局がYouTubeで生中継されることも多くなり、囲碁ファンには嬉しい限りです。 また、最近Androidで2つのアプリを同時に画面に表示させることができることに気づいたので、YouTubeを見ながら、先日紹介した「阿Q囲碁」で棋譜を並べて、候補手や形勢を分析して楽しんでいます。 画面は、こんな感じです。 上段の画面がYouTube、下段の画

          「見る碁」のススメ(その⑥)

          囲碁を打てるようになりたいと思ったら(アプリ編・その②)

          leela zeroを使ってみようプロの碁を並べていたり、自分の碁を振り返ってみる時に、「自分はここに打ちたいんだけど、この手はいい手なのかな?悪い手なのかな?」と悩んでしまうこと、多いですよね。 碁会所などで周りに強い人がいればすぐに聞いてみるのですが、家で勉強している時などはそうもいきません。 そう、そんな時こそ囲碁AIの出番! というわけで、今日は、フリーの囲碁AIとしてアマチュアだけなくプロの間でも人気の高い、leela zero(リーラ ゼロ)を紹介します。 上級

          囲碁を打てるようになりたいと思ったら(アプリ編・その②)

          「見る碁」のススメ(その⑤)

          日本棋院と関西棋院現在、日本には、2つの囲碁の団体があります。 それが、「日本棋院」と「関西棋院」です。 名前から想像がつくと思いますが、日本棋院のほうが大きな組織で、関西棋院はその対抗馬といった感じ。 所属している棋士も、日本棋院には300人以上のプロ棋士が在籍しているのに対し、関西棋院は130名程度と、大分差があります。 そもそも関西棋院は、橋本宇太郎先生という昭和初期のプロ棋士が、日本棋院から独立して設立した囲碁団体です。 この橋本先生、「火の玉宇太郎」というニックネ

          「見る碁」のススメ(その⑤)

          囲碁を打てるようになりたいと思ったら(アプリ編・その①)

          この「囲碁を打てるようになりたいと思ったら」シリーズは一旦最終回としたのですが、そこから先について何も書かずにおくのは、せっかく囲碁を覚えていただいた方々に失礼だろうということで、少しずつ上達のコツを書いていきたいと思います。 なお、この「アプリ編」では、上達に役立つアプリやサイトを紹介していきます。 さて、最初に紹介するのは、Androidでリリースされている「Hactar Go Lite」です。 所々に英語表記がありますが、英語が分からなくても全く問題ありません。 「

          囲碁を打てるようになりたいと思ったら(アプリ編・その①)

          「見る碁」のススメ(その④)

          囲碁界のトピック現在、井山裕太先生に河野臨先生が挑戦する、第74期本因坊戦七番勝負が開催されています。 今のところ井山先生から見て1勝2敗、河野先生頑張っています。 さて、皆さんこの本因坊戦の「本因坊」の由来をご存知ですか? 「名人」とか「棋聖」とかなら将棋のタイトルにもありますが、「本因坊」という名前は囲碁のタイトルにしかありません。 実はこの名前には、長くて深い歴史があるのです。 その昔、江戸時代には囲碁の家元制があり、家元たちは幕府よりを扶持(注1)を受けていました

          「見る碁」のススメ(その④)

          「見る碁」のススメ(その③)

          囲碁界のトピックGoogleが開発した囲碁AI「Alpha Go」がプロ棋士に勝利したのは、今から2年以上も前の出来事。 以降も囲碁AIは成長を重ね、今ではAlpha Goだけでなく、数々の囲碁AIがしのぎを削る群雄割拠の状態です。 その影響はプロ棋士の碁にも大きな影響を与えており、例えばAIがよく打つ「ダイレクト三々(注1)」という定石は、プロの対局でも見ない日がないと思えるほどに大流行しています。 そこで、現在プロ棋士の間で大きな注目を集めているのが、アマゾン社が提供す

          「見る碁」のススメ(その③)

          「見る碁」のススメ(その②)

          囲碁界のトピックさて、記念すべき最初のトピックは、日本中の囲碁ファンを驚かせ、マスコミにも大々的に取り上げられた「仲邑菫(なかむらすみれ)さん10歳でのプロ入り」を紹介したいと思います。 2019年4月、仲邑菫さんという10歳の少女が、囲碁のプロ棋士としてのスタートを切りました。 囲碁に詳しくない方は、「えっ!?10歳でプロ?」と思われるでしょう。 もちろん、10歳0ヶ月でのプロ入りは、囲碁界での最年少記録を大きく更新するものでした(ちなみに、それまでの記録は、藤沢里菜さん

          「見る碁」のススメ(その②)