Kindle Unlimitedの不満

昨年の8月からKindleUnlimitedを利用するようになって、図書館に行くことが減ってしまいました。

ボタンひとつでダウンロードでき、読みたいと思ったらすぐに読める手軽さが電子書籍の利点です。KindleUnlimitedは、サービス対象のKindle本が読み放題で、手元に10冊又は20冊(利用条件による?)までダウンロードでき、返却とダウンロードを駆使して取っ替え引っ替え好きに本が読めるサービスです。同時利用冊数が決まっているのでそれ以上所持冊数は増えません。私は特に本を沢山所有したいとは思わないし、データであっても増えすぎると管理が大変になるのが嫌なので、このサービスは有り難いです。
今まで継続して読んできた作家さんやシリーズ本は、サービス対象となっていないものや電子化されていないものも多いけど、図書館に通ったり重い本を持ち運ぶ生活に戻りたくないという葛藤もあり、購入するか図書館へ行くかは悩みどころです。

サービス料の月額980円については、契約前はちょっと高いと思っていました。そこで、試しに私が先月のKindleUnlimitedで利用した本の価格を計算してみたら、なんと一か月で2万円程度でした。しかも忙しくてあまり読書出来ていなかった月でその金額だったので、金額だけで判断すると断然お得です。ただし、本当に読みたかった本だけでなく、片っ端から読む感じで無駄に読んだ本も多かったので、本当に読みたい本だけならこんなに利用していなかったと思います。でも、それは一概に無駄とは言えず、有料では見向きもしなかった分野に興味を持つきっかけになったり、新しい知識が増えたという効果もありました。必要な情報だけ得るという効率を求めるならKindleUnlimitedは向いていないと思うけど、上手に利用すれば視野を広げる効果が望めると思います。効率と遊びをバランス良く利用するのは自分次第だと思います。もちろん、私が読みたい本がもっと電子化され、できればKindleUnlimitedのサービス対象になると最高です。
結論として、KindleUnlimitedがお得かどうかは、利用する人次の価値観と利用の仕方次第でしょう。

私は「無駄は個性」を信条としているので、読みたい本が対象でないとか、読むつもりのなかった本をつい読んでしまうということはあってもこのサービスは気に入っています。
あえて言うなら、端末の充電が切れそうになってもiPadとKindle端末とスマホを交替で駆使してまで、つい延々と読み続けてしまうので、誘惑に負けて他の事を疎かにしないよう、バランス良い利用にしなければ、と反省しているところです。


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