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98 おすすめされたアメリカの大学(1) ミネルバ大学

ハーバード出身の方と出会う。


娘の憧れの映画学部が有名な大学は、どこも奨学金(学費免除)が期待できず、どうやら受験は無理そう。
じゃあいったいどこの大学を選べばいいのか困っていた時、偶然ある人に出会いました。

大学とかとはまったく関係のない場所で、初対面で話をしていたら、なんとその方はハーバード大学出身だと言うんです。

それで、
「うちの娘もアメリカの大学に入りたいと言ってるんですけど、学費は全額払えなくて・・・。」
と事情を説明したら、
「それなら、ミネルバ大学がいいですよ!」
とその方が。

「今すごく注目されている大学です。
学費も安いし、ぜひ検討してみるといいと思います。」

「ミネルバ大学?
聞いたことないんですけど・・・。」


いったいどうお勧めなのか聞いてみると、なんと固定のキャンパスがない、すべてオンライン授業の大学だとか。

かといって通信制の大学というわけじゃない。
学生たちが半年ずつ世界各国の都市に住み、その国の文化を体験しながら学ぶという仕組みなんだそう。

ちょっと初めて聞くようなシステムで、まったく理解ができません。
さすがハーバード出身の人の言うこと・考えることは違うな〜、と変な感心をしちゃいました。


本物のグローバル教育を目指す大学。


7年ぐらい前はそんな感じでしたが、ここ数年はNHKのEテレなどテレビでもミネルバ大学について取り上げていたりして、その独特な教育が知られるようになってきましたよね。

限られた大学のキャンパスの中だけで、机上の学びをするのではなく、世界各国を肌で感じ体験しながら考え、話し合うことこそ本物のグローバル教育。
そうやって、世界のリーダーとなるような学生たちを育てていくというのが、ミネルバ大学のポリシーのようです。


1クラスは18人以下。
サンフランシスコから始まり、ソウル、ハイデラバード、ベルリン、ブエノスアイレス、ロンドン、台北と4年間で7カ国を移動しながら、 学生たちは各都市の寮に住み、実際的なプロジェクトを行なっていく。

キャンパスがない分、学費は年間13,500ドル。

こんなちょっと他にはない先端的な大学なので、世界から注目されていて、競争率はハーバード等よりも高く、合格率はわずか1.2%だとか。


どうでしょうか?
世界各国を体験したい、将来グローバルな仕事をしたいという人にとっては、ものすごく魅力的な大学なんじゃないでしょうか。

最近は日本人の入学者も出てきているそうです。
残念ながら、映像制作を学びたい娘には向いてませんでしたが、自分に合っていそうと思える方は、ぜひ挑戦してみられては。


そしてこれからもっと、新しい時代に合った新しい教育の大学ができていくのかもしれません。




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