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小沼丹って

つるこ、って分かる人いるかな。
つるんこ、って言う人もいるかも?

運動場の表面の砂を払って、固い地面を出し、その表面を撫でていくとパウダー状の白い土が取れる。柔らかくてさらさらして気持ちいいやつを小学生の私たちは「つるこ」と呼んでいたのだが。


昨日の朝。洗濯物を干す前に、うっかり俎板削りを始めてしまった。
20年は使っている俎板、定期的に削りに出していたのだけど近所の職人さんが亡くなられたり、コロナ禍中にシルバー派遣センターが遠方に統廃合されてしまって困っている。

さてどうするかと調べると、厚みが2.5センチ以上ないとどこも受け付けてくれないようで、うちのはもう足りない。ならば、自分でやるかと祖父の遺品のカンナを掛けた。が、上手くいくはずもなく。端っことコバ部分だけ掛けて、あとはサンドペーパーで。

100番台から1200番まで持ってはいるが、150、240、320で飽きた。

朝からショリショリ、ずりずりごりごり、サーカサーカ…毛モノたちが寄ってくる。犬はおが屑を食べようとするし、猫はその削った粉の上に乗るから「白猫になるぞ」と追い払うけど興味津々。


で、その粉がね、「つるこ」みたいだなあと思ったのよね。


…など思い出すような、割とどうでもいい話をね、いい感じに書くの、小沼丹って。

ま、削りに出せないならと薄くて安い合板の俎板買ってあるんだけどね。

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