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夏が大好きだ

まだまだロッキンの余熱が体の中に残っている。
私は夏という季節が大好きなのだとロッキンに参戦して改めて実感した。
この夏はロッキンことROCK IN JAPAN FESTIVALの他にもアイドルフェスを中心に様々な野外音楽フェスに参戦した。幕張海浜公園で行われた超NATSUZOME、山中湖で行われたSPARK、関ケ原で行われた関ケ原唄姫合戦、お台場で行われたTOKYO IDOL FESTIVAL (TIF)といった辺り。そして、蘇我で行われたロッキン。こんなにたくさんの夏フェスに参加したのは私の四半世紀に及ぶ人生で初めてだ。フェスに行きまくる夏の過ごし方ってめちゃくちゃ楽しいんだな。来年の夏もこんな生活をしたいな。

言うまでもなく夏は暑い。しかも私は、代謝が良過ぎるのか多汗症的な奴なのか知らないが人の何倍も汗っかきだ。それこそロッキンみたいなフェスに行けばかなり早い段階で服が余裕で絞れるぐらいに汗だくになるし、汗となって出る水分が多過ぎるのかトイレに行く回数も激減する。だから、(トイレの数が減ることを除いて)かなり面倒臭いし、汗拭きシートは欠かせないし、色んな点で周りの人に迷惑をかけている気がする。だけど、「暑い、暑い」って言いながら汗だくになる夏特有の現象に、ある種の心地良さを感じている。暑過ぎて熱中症のなりかけみたいな感じで頭がフラフラしかけたりもする。そんな時に「ヤバい、死にそう、でも頑張んなきゃ!」なんて思って懸命にそんな状況を乗り越えようとしている自分を一歩退いた目で楽しんでいる自分が居る。いや、ドMとかそんなことではない、はず。で、そんな汗だくで死にかけている時に、ペットボトルの水を買ってきて、顔にぶっかける。めちゃくちゃ気持ち良いし生き返る。これも夏の醍醐味である。どうせ汗だくだから、多少濡れるのは誤差の範囲だ。なんでわざわざこんな暑い時期にドMなことしているのだろうと考えたけど、汗だくになるのも、フラフラになるのも、水ぶっかけて気持ち良くなるのも、全て自分が動物として生きていることを実感できるからなのだと思う。

音楽フェスなんかは今みたいな真夏以外の時期でもやっているけど、やはり夏が本番というか夏が一番盛り上がる。分かりやすい例だと、JAPAN JAMとROCK IN JAPAN FES.の対比だろうか。JAPAN JAMもめちゃくちゃ盛り上がるし、めちゃくちゃ楽しい。だけど、ロッキンはそれよりも盛り上がりや楽しさの次元がワンランク違う。「なんでフェスって真夏の暑い時ばかりやるんだろう」って声をたまに耳にするけど、それは真夏の暑い時が一番楽しいからだ。暑さという過酷な状況で自分が生きていることを実感し、そんな空間を共にしている人たちと一体となって盛り上がるのが楽しいからみんな夏フェスに行くのではないだろうか。そして、フェス終わりのどっとした疲労。これもまた自分が生きていることを感じられる夏の魅力の1つだろう。

楽しい時間はあっという間で、私の今年の夏フェス参戦はロッキンで最後だった。私の中で大好きな「夏」が1つの区切りを迎えた感じで少し寂しいが、まだまだ夏は続く。いや続いて欲しい。フェス参戦は無いけど、まだまだたくさん汗かいて夏を楽しもうと思う。

夏って本当に楽しいな。別にフェスに限定しなくても夏は楽しみがたくさんある。

汗だくになって甲子園で高校野球を観るのも良い。
マリンスポーツに興じるのも良い。
地元の祭りに参加してワイワイやるのも良い。
気になるあの子と花火大会に行ってドキドキするのも良い。
仲間たちとBBQを楽しむのも良い。
ちょっと早起きして太陽が昇りきる前の涼しい朝に散歩するのも良い。
心地良い夜風に当たりながら感傷に浸るのも良い。
冷房がガンガン効いた部屋で気持ちよく昼寝するのも良い。
仕事終わりにキンキンに冷やしたビールを自宅のベランダで呷るのも良い。

夏は楽しんでなんぼだ。


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