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笑い話でいいの?

今日は俳句の勉強会に参加しました。

待ち時間の間に同席の女性から面白い、また悲しい話を聞かされました。

状況は11月のある日、立ち上がると目眩がしてフラフラと崩れ落ちてしまいご主人が病院にてれていってくれたようです。

お医者さんとの受け答えも満足にできずに、目が回ったままなので入院させられたそうです。

意識が戻ると、どうやら4人部屋にいるようだったそうです。

ところが、雰囲気がなんとなく違い、様子が変だったそうです。
どうやら認知症患者の部屋に入れられたようです。

いきなり、隣のベッドから、長々と自分の身の回りのことや生い立ちを話す声が聞こえてきたそうです。
事細かに、脈絡もなく突然関連のない話が展開していくのでどうしていいものやら怖くなったと言います。

斜め向かいの患者さんは検診に来た看護師さんに「あなたは誰?よく私の家がわかったね。誰が入っていいと言ったの?」などと喚いていたそうです。
ここいらで大笑いしたのですが、

介護士さんがきて、彼女の背中を触り大きな声で、「今から背中を拭きますからね」と言ったので背中を拭いてくれるものだと思って心の準備をしていたところ、そのまま介護士は帰っていき誰もいなくなったそうです。

大声を出しただけで、作業完了になっていたということです。
大笑いした後深く考えさせられました。

最近、特別介護老人ホームで老人の虐待がよく話題になります。
殴られて、複数人が亡くなった話をよく聞きます。

今回は殴りはしなかったけど、必要な作業を何もしなかったということです。
事故にはならなかったけど、問題をたくさんはらんでいるように思います。

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