自立支援について考えるパート5~体の清潔を保つ~

ここまで自立支援について4つの項目を考えてきましたが、
今回の5つ目は、入浴に関して考えてみたいと思います!

入浴が自宅で出来なくなって、
デイサービスや施設を利用し始める方も多いですよね

自宅での生活を続けていくにあたって
入浴ができるかどうかはかなり重要な要素になります!

私の祖父も自宅での入浴が困難になり
最初は訪問入浴も活用していましたが
現在はデイサービスに通っています

入浴以外はおおむね自立されている方も多いと思いますし、
入浴に自信がない利用者様も多いと思います

このように入浴の支援をすることによって
自宅での生活を続けることができたり、
自信を持って自分の人生を謳歌できるのではないかと思います!

まずは動画で!
https://youtu.be/_8Cr_Pjpwrg

ではここからは、
どのような自立支援が出来るかを考えていきましょう!

まずは入浴する前にやらなくてはならないことがあります
それは自分の体調を確認することです!

入浴時の事故死はかなり高いことはご存知でしょうか?
この場合の多くはなんとなく体調が悪かったにも関わらず
いつもの習慣として入浴してしまったケースです

しっかりと自分の体調を確認して入浴しない
またはシャワー浴や短めに入浴するといった調節を
できるようになる必要があると思います!

私たちも利用者様からの体調不良の訴えをないがしろにして
入浴の誘導を行うのではなく、
しっかりと見極めていく必要があります!

そして、
入浴の目的として1番重要ともいえる洗髪や洗身ですが
個々が一番介助が必要な部分だと思います

手足や胴体などを洗うのはもちろんですが、
足の指の間や背中、女性だと乳房の裏など
洗い残しには注意が必要です!

洗い残しがあるから介助をしていると思いますが、
中には全部洗ってくれる三助さんのような存在だと思っている
利用者様もいるくらいに
効率を重視するあまりにスタッフが全て洗ってしまうことで
利用者様の能力を奪ってしまいます

なるべく自分で洗える範囲は洗ってもらう
洗い残しの多い部分に関しては声掛けをして洗ってもらう
どうしても届かない部分や介助が必要な場合に介助する
くらいの心持で出来たらいいですよね!

入浴は生活リハビリの中でも様々な能力を必要とする1つです
この生活イベントを逃してしまってはもったいないです!

体や髪を洗うだけでなく、
湯船に入る際や出る際も足を上げたり、片足でバランスを取ったり
またいだりなど
入浴だからこそできる動作もたくさんあります!

そして、
見逃されがちですが
入浴後に体を拭くこと、髪を乾かすことも重要です!

ここをおろそかにしてしまうことで
皮膚疾患や臭いなどの衛生面に問題を引き起こしてしまいます!

せっかくお風呂に入っても
もったいない事態に陥ってしまうのです

体を拭くこともなかなか大変な動作になります
洗うのと同様に、拭き残しの内容に声を掛けながら行ってみてください!

もちろん、
麻痺があったり、動きに制限や痛みのある場合など介助が必要な方には
介助が必要です
その際も少しでもできることをやってもらうことは大切です!

スタッフはあくまでも
出来ない部分を手伝う(介助する)というのが基本です!

詳しくは動画で!
https://youtu.be/_8Cr_Pjpwrg


今回は入浴について考えてみましたが
大枠だけでもたくさん考えることがあり
それだけ重要な生活イベントの1つだと思います

この機会を無駄にすることなく
利用者様の安全と自信に繋がるような介助を目指していきたいですね!


では、今日はこの辺で♪

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