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韓国散歩録2019夏 (美味しいもの編)

お久しぶりのお散歩報告です。

仕事柄、春から年末にかけて(つまり真冬以外)ドタバタしていて、特に夏は割とハードモードになりがちなのだけれど、今年も例に漏れずというか、色んな出来事が重なって例年以上にてんてこ舞っている。
だけどそんな最中でも、だからこそ、たまには欲のままに生きて発散させていかないと魂を保てないよね、ということで行ってきました韓国。

偶然とはいえ、昨年も同じ時期に別の友人と韓国旅行をしたのでちょうど1年ぶり。欲望の赴くがままに食べて買って、食べて買った最高の2泊3日でした。

このnoteでは、前半を「美味しいもの編」、後半を「韓国コスメ編」として忘れないうちに楽しかったあれやこれや振り返っておきたいと思います。

「珈琲島」のアールグレイティラミス(新論峴)

韓国在住経験のある友人に勧めてもらった新論峴(シンノニョン)駅近くのカフェ。新論峴は江南(カンナム)エリアの中心地で、いつ行っても賑やかで楽しい!後編に登場するコスメ天国・CHICORもこのすぐ近くです。

こちらのカフェ、予めInstagramなどで写真を見ていた時にはもう少しこじんまりした印象だったのだけど、実際に行ってみると空間の使い方が上手くてかなり広々とした印象。席間にゆとりがあって、雑居ビルの2Fという隠れ家感がありながら狭苦しさは一切なかった。
アンティーク調の家具(韓国の伝統工芸っぽい)と今の韓国らしい洗練された雰囲気がうまく調和していてとても素敵でした。

私が注文したのは、アールグレイティラミスと珈琲。


ティラミスはお店の看板メニューで、売り切れの日もあると聞いていたから無事に食べられて良かった〜!味はプレーン、抹茶、アールグレイの3種から選べます。

実は私、ケーキと言えばもっとずっしりしたタルトとかチーズケーキが好きで、ティラミスって普段あんまり選ばないんだけど、これは試して大正解だった!クリーム部分がかなりもったりしてて、味の濃い部分とそうでない部分が良い意味で均一になってなくて食べごたえ抜群。
アールグレイももっと仄かに香る程度かと思いきやしっかりスポンジの中まで味が染み込んでいて、かなりぐっときました。友人が選んだ抹茶ティラミスも濃厚で美味しかった。

珈琲島 新論峴店(가배도 신논현점)
ソウル特別市 江南区 駅三洞 601-12, 2~3F
(서울특별시 강남구 역삼동 601-12, 2~3F)
https://www.instagram.com/gbdcoffee/


「ミルトースト」のスチーム食パン(益善洞)

古い建物をリノベーションしたお洒落なカフェやショップが多く立ち並ぶ韓屋街・益善洞(イクソンドン)。訪れたのが日曜日だったこともありどこのお店も多くの女性たちで溢れかえっていましたが、なかでも一際賑わっていたのが「ミルトースト」というベーカリーカフェ。
私達が着いた頃には既に長い行列ができていて一瞬挫けそうになったけど、「待っている間にどうぞ」と渡されたトウモロコシ茶の優しい甘さと紙コップのキュートさに全てを許した。

ほっこりするデザイン。ちなみに「小麦・こむぎ」の横はお店の名前「ミル(밀)」のハングルを分解して縦に配置したものだそうです。何それ可愛い。

私たちが注文したのは、蒸し籠で蒸されたスチーム食パン

この食感は初体験でした。そして籠が可愛い。
味はプレーン、栗、小豆、コーンのなかから2種を選べます。私はプレーンと栗にしました。
小麦の味がしっかり感じられるパンの美味しさもさることながら、添えられたホイップバターがとてもなめらかで美味だった…。「旅は非日常なので摂取カロリーもノーカウント」という持論を振りかざし、好きなだけたっぷりつけておいしくいただきました。

ミルトースト(밀토스트)
ソウル特別市 鍾路区 敦義洞 21-3
(서울특별시 종로구 돈의동 21-3)
https://www.instagram.com/mil_toasthouse/


「FOUR BASIC」のあんバターベーグル(合井)

帰国日の朝に立ち寄った合井(ハプチョン)駅近くの「FOUR BASIC」。個人的には今回の渡韓で一番ぐっときた空間でした。

まず内装が美。モダンなアートギャラリーのようでありながら、どこか昔ながらの雰囲気や遊び心も漂わせていて、階ごとに、座る席ごとに違う雰囲気を楽しめます。

3階建てで席数はそこそこだけど、「珈琲島」と同様ここも空間の使い方が本当に上手で、お客さん同士がお互いのパーソナルスペースを害さないように、適度な距離を保てるように予め計算しつくされてる感じ。
時間がゆったり流れていて、こんな店が家の近くにあったら毎週通うのにな〜なんて妄想を膨らませながらのんびりと時間を過ごしました。

私はちょうど限定メニューとして推されていたあんバターベーグルをいただきました。


これがもうめっちゃくちゃ、めっちゃくちゃ美味しかった!!!日本であんバター系のメニューって実は選んだことなかったのだけど、開眼しそうです。
あんこの優しい甘さとバターのしっかりとした塩分の絶妙なバランス。それにベーグルの食感も神がかっていて、あの「外カリッ×中ムギュッ」を私は一生忘れないと思う(真顔)。

珈琲はお店オリジナルの浅煎り豆を使って淹れてもらって、こちらもとても好みでした。は〜最高…また行きたい…。

FOUR BASIC 合井店(포비베이직 합정점)
ソウル特別市 麻浦区 合井洞 426-18, 1~3F
(서울특별시 마포구 합정동 426-18, 1~3F)
https://fourb.co.kr/


「舞月食堂」のカンジャンセウ定食(新論峴)

韓国らしいものも色々食べました。まずは冒頭で紹介した「珈琲島」からほど近い、江南エリア繁華街の裏道にある「舞月食堂」
ここでは事前調査で気になっていた「カンジャンセウ定食」をいただきました。
カンジャンが醤油、セウが海老を意味する単語で、つまりカンジャンセウは「海老の醤油漬け」
似たようなメニューでもう少しポピュラーなものに「カンジャンケジャン(蟹の醤油漬け)」というのがあって、こちらは昨年の渡韓時に初めて食べてめちゃめちゃ感動した思い出があります。

「去年のカンジャンケジャンに続いて今度はセウ!ケジャンが美味しいならセウはもっと美味しいに違いない(蟹より海老派)!」と鼻息荒めにご対面したのですが、やっぱり大正解。

醤油漬けの生海老(左奥)をハサミで食べやすく切ってご飯の上に落とし、卵黄その他乗せられた具材と混ぜ合わせながらいただきます。

テーブルいっぱいのおかずも適宜投入しつつ、綺麗に完食しました。
ご飯の上に乗った薬味(?)も全部美味しかったな…。

「食堂」っていうくらいだからもっと粗雑な雰囲気かと思ったら小洒落たカフェでびっくりした。現代風定食屋さんって感じなんだろうか。

舞月食卓 江南本店(무월식탁 강남본점)
ソウル特別市 江南区 駅三洞 812-15
(서울특별시 강남구 역삼동 812-15)
https://www.konest.com/contents/gourmet_mise_detail.html?id=19231


「江南ソルロンタン」のソルロンタン(論峴)

到着翌日の朝ごはんに選んだのはソルロンタン
宿泊していた江南エリアからカロスキルに徒歩で向かう道中で立ち寄りました。

牛の肉と骨を長時間煮込んで作る乳白色のシンプルなスープで、韓国では飲みすぎた日の翌朝の定番メニューとして親しまれているというソルロンタン。たしかに胃にやさしい〜。起き抜けの身体に染み渡りました。

スープの中には牛肉のほかにネギと素麺が入ってます。
別添えで白米、それから壺に入った迫力満点のキムチ。(白米はソルロンタンのセットで、キムチは当然無料!)


キムチは爽やかな辛さで酸味も程よく、ソルロンタンとあわせて食べるのにもぴったりなお味でした。

江南ソルロンタン(강남설렁탕)
ソウル特別市 江南区 論峴洞 141-4
(서울특별시 강남구 논현동 141-4)
https://www.konest.com/contents/gourmet_mise_detail.html?id=6634


「孔陵タッカンマリ」のタッカンマリ(新村)

新村(シンチョン)と梨大(イデ)のちょうど中間に位置する「孔陵タッカンマリ」。ソウル郊外に住む叔母を交えて夕ご飯をいただきました。

タッカンマリは大鍋で丸鶏を煮込んで複数人でシェアする鍋料理で、日本の水炊きに近い食べ物。グツグツ煮込んだプリプリの鶏肉を、刻んだ生のにんにくと唐辛子が効いたタレにつけていただきます。

栄養満点だし、何より鶏の旨味がすごい!!!食べてすぐに全身がぽっかぽかになりました。

食べ終わったあとのシメにはご飯か麺を選べるとのことで、私達はご飯をチョイス。鶏のエキスが凝縮した汁にご飯と生卵、海苔を投入して完成したおじやってもう、そりゃ美味しくないわけがないよね…ということで、夢心地で完食しました。夢中で食べたので写真は無い。

こちらのお店は東大門にもあるようです。東大門といえば「タッカンマリ通り」と呼ばれるタッカンマリ屋さんが軒を連ねるエリアがあるそうなので、立ち寄るルートによってはそちらに行くのもアリかも。東大門のほうが日本語OKなお店も多いはず。

孔陵タッカンマリ 新村店(공릉닭한마리 신촌점)
ソウル特別市 西大門区 大峴洞 104-39
(서울특별시 서대문구 대현동 104-39)
https://www.konest.com/contents/gourmet_mise_detail.html?id=7168

いやー、良い旅だったな(自画自賛)。
後編に続きます!

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