寝る前のプロテインは良いことばかりだぞ!というレビュー研究

筋トレ界隈では、タンパク質はこまめに一日中取るべしと言われています。
当然ですが寝てる間には体内のアミノ酸が消費され、枯渇してしまうのでそれを避けるために寝る前にプロテインを取るべきであると言われています。

今回の論文では果たして寝る前のプロテイン摂取は効果があるのか?
について調べてくれています。

今回の論文はこちら


さてこの研究では上記したように睡眠前のプロテイン摂取について過去の研究45件を参照したレビュー論文です。

過去の研究の知見を統合して得られた結論は、
寝る前のプロテイン摂取は睡眠中の筋たんぱく質合成を促進させるということです。

寝る前のプロテイン補給がその晩の睡眠中の筋たんぱく合成率アップに繋がることは多くの研究で報告されていて、吸収や消化の面でも大量に摂らない限りは問題なく処理されるようです。
ただし、この件の検証にはほとんどカゼインプロテインが使われている点には注意が必要です。
カゼインプロテインはホエイプロテインと比べゆっくり消化吸収されるため、寝る前のプロテインとしてはカゼインの方が有用であろうという考え方が主流です。

また通常寝る前にカロリーを摂ることは胃腸に負担をかけ、睡眠の質を下げかねないのですが、今回参照した研究群からは、寝る前のプロテインで睡眠の質が落ちたり、入眠にかかる時間が遅くなるといったことはないと報告する研究が幾つか出ています。

基本的にはプロテインは1日にどれだけ摂取するか?
という摂取量が最も重要なのですが、タイミングもまた重要であるということをこの研究では示唆しています。


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