世紀末美術館②
②エイメと画家
モンマルトルのサン・ヴァンサン街のあるアトリエに、ラフルールという名前の画家が住んでいた。彼は自分の仕事に愛情と熱意と誠実さを抱いていた。三十五歳の年齢に達したとき、彼の絵は極めて豊かで、敏感で、新鮮で、実質的なものになったので、文字どおり栄養物にふさわしくなった。それも単に精神にとってばかりでなく、肉体の栄養物になったのである。
/マルセル・エイメ『よい絵』、中村真一郎訳
beep-beep美術館の売店にミュージアムショップなどとルビをふらないでくれ
/ヨシダジャック『PEPSI』
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