見出し画像

夏休み最終日

夏休みの最終日
バイトのシフトが採用されずぽっかり空いた一日

この日に舞い込んだのはコンテストの本番撮影だった。
約1ヶ月前、先輩のナンバーに出させてもらうことが決定した。慣れない深夜練で終電から始発まで練習したり、少ない日程で合わせを行い、9/30、動画締切当日にその本番を迎えた。

3ヶ月くらいの時間をかけて練習し、4分くらいのショーケースに挑む、というのが私の中の通例だった為、先輩に迷惑をかけないよう、いつもの倍練習した。

先輩はいつも優しく、周りを気遣い、自分の疲れを見せることなく効率よくショーケースをつくっていった。

天才かなと思った

こんなこと言うと語彙力ないと言われるのがいつもの流れだけど、今回ばかりは本当に、心の底から尊敬した。
自分も2年になり、仲間とショーケースを作り上げる機会や、後輩を指導する機会ができ、声を出しながら踊るキツさ、なかなか揃わないもどかしさを学んだ。それを知った上で先輩の姿を見ると、もう本当に、なんてすごい人なんだろ〜という気持ちで一杯だった。

そんな人が作り上げたいショーケース
皆が本気にならない訳もなく
本番の撮影は3時間で終わった。

高まる緊張、足りない酸素、ぐるぐる回る頭、動かなくなる足
撮り直す度にみんながその空気をかみ締めた。
忘れたくないなあ、と思った。

この空気、緊張感、達成感

大人になっても忘れたくない。

何かに熱中するという経験は誰しもが出来るわけでは無い。そんな貴重な経験をする機会をくれた先輩、恵まれた自分の環境に感謝が止まらない。

夏休みの最終日

短すぎるという話をみんなに聞いた

私はそうは思わない
大切なのは与えられた時間でどれだけのパフォーマンスが出来るかだ。

わたしの夏休みは十分すぎた、大満足だ!!

これから始まる後期、大学2年生という限られた時間、
最大限のパフォーマンスで挑みたい


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?