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20歳の夏終了のお知らせ

蝉が鳴けば夏は来る。金木犀が少し香り、朝夕涼しくなれば秋は来る。

そうやって季節は移ろう

私はよく邦ロックを聴く。共感者は多いようで少ない。好まない人は決まって「五月蝿い」と言う
私も元々好きな方ではなかったので気持ちはよくわかる。でも邦ロックの1番の魅力はメロディー以上に、その「歌詞」にあると思っている。

先日、バンド好きの先輩のすすめでリュックと添い寝ごはんというバンドの「青春日記」を聴いていた。

"あの頃ふざけあった日々よ
戻れない季節がまた過ぎて
いつしか17の夏がもう終わって…

という始まりだった。
これ、かなり痺れません?

季節って、私の中では回るもので、「夏が過ぎた〜、秋が来るなあ、」それを繰り返す程度のイメージしか無かった。
でもどうだろう。季節に歳を重ね【20歳の夏】という概念を生む。ひと夏の毎日も、かなり色濃いものにしなければならない気がしてくる。

正直なところ、夏なんてものは90日にも満たない
それなのに夏にしたいことを挙げれば50個は出せるし、夏にしなければならないことは抱えきれないほどある。

私の20歳の夏はどうだっただろうか。
毎日踊って、週4で飲みを入れるという馬鹿な事も経験して、友人と遠出して、車に初めて傷をつけて


思い出づくりなんかしなくても
良いくらいの毎日だった
(スタンド・バイ・ミー/Saucy Dog)

バンドはいつも私の心に寄り添った詞をくれる。
もっと毎日ちゃんと生きようと思わせてくれる。

私の20歳の夏は友人に恵まれて無事終わりを迎えた。次に迎えるは20歳の秋。
高校時代に思い描いていた20歳とはかけ離れた今の私。それでいい。等身大のまま、いつまでも、毎日を大切に生きる人でありたい。

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