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股関節の評価①

前回までに体幹の評価についてまとめました。それぞれの関節の動きと、その関節を生活でどの筋が動かしているのか?を機能解剖を確認することで、評価項目が整理できます。
前回の内容はこちらから
臨床1年目の教科書
今回からは臨床で介入する機会の多い、股関節の評価について整理していきましょう。


1 どう可動しているのか?

股関節は近位関節として下肢の上端にあり、下肢をあらゆる空間内の位置に置くことかでき、3つの軸と3度の運動自由度をもっています。

引用: (c)teamLabBody

この股関節は一見不安定なように思われますが、連結度合が大きい臼状関節であり、股関節の運動は部分的に腰椎の動きにより補われ、やや制限はあるが、著しく安定性に優れ、もっとも脱臼しにくい関節です。

2 特徴

上記でも述べたとおり、股関節は著しく安定性に優れた関節です。では、その安定性はどのように得られているのでしょうか?
股関節の最大伸展位は、多くの靭帯をねじり、螺旋状にさせ、最も緊張させ安定性が得られます。さらに、最大伸展に少しの内旋と外転を加えることにより、関節包靭帯の一部が伸長され、より安定性が向上します。

3 実際の評価方法

上記の内容を考えると、股関節はしっかりと伸展の関節可動域を測定することが重要です。
①股関節中間位、膝関節伸展位に誘導
②膝関節を伸展させたまま、股関節を伸展
③End feelを感じる

4 まとめ

股関節は臨床で介入する機会の多い関節です。そのため、一度機能解剖を整理することで、股関節のどこを評価するべきか?どう評価するべきか?が明確になります。一度機能解剖をご自身でも確認することをお勧めします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。最後まで読んでいただきありとうございました。

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