誰にも頼まれない仕事をする

公務員が一番、パブリックマインドを忘れがちだと戒めている。

まちづくりの成果には、時間がかかる。
やった分だけ成果にならないことの方が多い。

だからこそ、私は1日の仕事始めを、床の掃き掃除から始める。やった分だけキレイになる。

掃き掃除しながら、その日のスケジュールなど、頭の中を整理できるから助かっている。

たとえ小さなことでも、そこに自分が居たことで変化が起きる(成果が起きる)ことを実感できる事ほど嬉しいものはない。

ゴミが多かった日の理由を考えたり、吹き溜まる箇所は何でそこに発生するのか知りたくなる。

昨年度末からずっと「仕込み」と、時期をみたその「展開」の小出しを繰り返してたら、おかげさまでずっと忙しい。

忙しいんだけど忙殺されず、そこから得たことを糧にして、少し先の未来を見立てて、また仕込む。まさに漸進主義。

決してコメンターや専門家にならないこと。
コメントすることに酔いしれていたら、自分で作らなくなるような気がする。

①橋下徹さんと、②瀧本哲史さんの本を読んでから、改めて、個人的な姿勢として2つのことを心に留めている。決して、新しいことでもない。

それぞれから
①課題を整理して実現までの手順と方法案を示す
②黒澤明さん方式で、完成の1歩手前を示す

①は、成果に対して仮案でも良いので手順と方法を示す

②作りたいもののβ版を見せる。
黒澤明さんは、8割〜9割まで作って映画を観せ、ラストシーンを撮影するにはお金が足りないことを伝えて、そのラストシーンが観たければ、スポンサーとして出資してもらうこともあったそうだ。完成の1歩手前で共感を得て、一緒にゴールする。

大それた政策を立案する立場でもないし、日本を代表する映画をつくる訳でもないけど、日々の仕事もそういう姿勢でやってたら、感謝しかない。

誰にも頼まれない仕事することから、誰もやらないことアイデアが生まれることもある。


#公務員 #パブリック #仕事

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?